更新日:2018年08月08日 09:44
スポーツ

甲子園優勝のド本命・大阪桐蔭はどれくらい強いのか?

 大阪桐蔭の牙城を崩す可能性を秘めた学校があるとすれば南神奈川の横浜だ。エース左腕の板川佳矢(いたがわよしや)に加え、150km超の直球を投げる及川雅貴が2番手に控える。コンゴ人の血を引く万波中正(まんなみちゅうせい)は、南神奈川大会の準々決勝と決勝で特大アーチを放ち、決勝ではマウンドにも上がった。
万波中正

コンゴ人の父を持つ横浜の万波中正 写真/時事通信社

 昨今は中学硬式野球の代表歴にもスポットが当たるが、及川や、1年生の二塁手・度会隆輝(わたらいりゅうき)(父は元ヤクルトの博文氏)はU-15侍ジャパンの経験者だ。  猛暑に見舞われるこの夏は、複数の好投手を揃えたチームが圧倒的に有利だろう。昨秋の神宮大会で、大阪桐蔭に公式戦唯一の黒星をつけた長崎の創成館は、エース左腕・川原陸のほか、酒井駿輔(しゅんすけ)、戸田達也の両右腕と、エース級がズラリ。また西東京の日大三には、背番号「1」の中村奎太(けいた)、河村唯人(ゆいと)の3年生に加え、2年生ながらU-18日本代表候補に名を連ねる最速147kmの井上広輝がいる。  しかし、代表候補に6人が選ばれている大阪桐蔭の戦力は突出していて死角は見当たらない。 ― [灼熱の甲子園]観戦のツボ ―
1
2
おすすめ記事