綾小路 翔「女が脱がせたくなるパンツ」を発明
男子の草食化、女子の肉食化が叫ばれて久しい昨今。しかし、草食系とはいいつつも「できれば女子と夜の一戦を交えたい」という願望のもと、女子からのアプローチを待っていたりもするもの。そんな“できれば女性にパンツを脱がせてもらいたい”という男性諸君にとって、女性が見たく、そして脱がせたくなるような勝負下着は重要だ。
男性の“勝負下着”を語れる「専門家」はいないのか?
いや、存在する。常時500枚以上のアンダーウェアを所有し、無類のアンダーウェア好きが高じて、『PEACH JOHN』のメンズブランド『PEACE JOHN』の下着デザイナーとしてデビューを果たした綾小路 翔である。『PEACE JOHN』のテーマは「女子が男子にプレゼントしたいパンツ」。そこで綾小路 翔さんに、下着にかける熱い思いとパンツ選びのノウハウを聞いてみた!
「僕が下着の重要性を感じたのは、小学校5年生のころ。初恋と同時にファッションに目覚めて、そこから早い段階で下着にも興味が出たんですね」という綾小路 翔。その始まりはトランクスとの出会いだった。
「みんな白ブリーフを履いているなか、お兄ちゃんがいる同級生達がトランクスを履きだしたんです。その姿を見てトランクスにオシャレな世界を感じました。それに憧れて最初に自分で買ったトランクスが、キャラクターが描かれている通称『キャラパン』。僕のは『ぬーぼー』っていうお菓子のキャラクターが描かれていたんだけど、それを見た女子が『可愛い!』って言ってくれたんです」
『ぬーぼー』パンツを機に瞬く間にヒーローとなった綾小路 翔、小学5年生。同級生たちはこぞってキャラパンを履きはじめたが、そのなかには見当違いのものが多かったという。
「キャラパンにも良し悪しがあって、蚊取り線香とかチャルメラ柄は女子にウケない。そこで、同じトランクスでも、女子ウケが違うことを感じたんですね。それから中学生にもなると、今度はやんちゃな先輩達が体育の後にパンツ一丁で走り回ったりしているわけです。、それを見た同学年の女子たちが『〇〇先輩のパンツ可愛い~!』なんて言っているのを聞いて、更に刺激を受けて」
となれば今度は女子の前で下着を脱ぐ時期に差し掛かる。すると、今度は下着が気になってしょうがなくなってきた。
「僕が東京に出てくる頃になると腰パンしながらCalvin Kleinの時代。でも、当時はお金がなかったから下着への気遣いが後回しになっていたんです。とは言え、どうでもいいのを履くのにはやはり抵抗があって、『ファッションセンターしまむら』で売られていたポップで可愛らしく、その上リーズナブルなパンツを探して買っていました。やっぱりどこかで下着に関しては妥協できずにいたんだと思います。その後、生活にも若干の余裕が出来て、伊勢丹とかセレクトショップで売っているパンツを見たら、いままではあり得ないようなプリント柄や生地のものが売られていて。夢中になって買い漁っている内に、いつの間にか手元にあるパンツが400~500枚になっていたんですよね」
そして、パンツを人生哲学にまで昇華した。
「僕は下着一つで人生が変わると思っているんです。事実、おしゃれに目覚めた小さな頃から、破廉恥なパンツ男としてNHKに出られなくなるまで、僕の人生はパンクとパンツでできている部分があります。DJ OZMAが曲の最後にパンツを下ろすパフォーマンス“テイクオフ”が最たる例ですね。あれは一見お下劣に思われたりもするのですが、毎回何を履くのか、TPOも含めて考えていました。やっぱり男の下着姿は格好良く、そして可愛くなくては意味が無いですから。そんなこんなで僕は己をパンツロッカーと自称しています(笑)。こういうことを言うと『何言ってるんだ?こいつバカなんじゃないか?』と思われるかもしれませんが、僕がこうしてアンダーウェアのデザインをしているのは、最終的に男子の下着への概念を変えたい、パンツの力を知ってほしいと思っているからなのです」
◆必ず似合うパンツがある!
こうしてパンツに情熱を注ぎ込み、PEACE JOHNのデザイナーにまで登りつめたキング・オブ・パンツ綾小路 翔。そのデザインの基本コンセプトは単純だ。
「入口は“女子がキュンとして脱がしたくなるようなオシャレパンツ”と、“男から見て感じのいいモノ”という2点だけ。だから、様々なタイプの男子が、色々なシチュエーションで下着姿になるところを想像します。時にはガーリーだったりポップなパターンも入れるのも楽しいですね。そして男子にとっても女子にとっても、パンツとはやはり助平の手前にあるモノですので、“下心”をサポートしたいと思っています。シャツがめくれ上がってパンツが見えたときに『この男性は、下着にまで気遣いができているんだ』と女子へ伝えられるように、ベルトのゴム部分は特に重要だと考えています。例えばPEACE JOHNでは、スタッズを転写したものやワンポイントの刺繍を入れたりしています。」
そう自信たっぷりに推薦するのは、ぬーぼーはOKだが蚊取り線香はNGという、幼きころに得た実体験の賜物。また、その柄だけでなく形状も「どの世代が履いても一番ちょうどいいのはここじゃないかな」という形を選び、どんなズボンでも履き心地が良い素材をチョイスしているのだ。
「洋服とかで綾小路 翔プロデュースとかあったら、『あんな変なヤンキーがプロデュースとか、調子こいてんじゃねえ』って思われるかもしれませんよね。でも、考えても見て下さい。こんなリーゼント男があんな小さな柄に心をこめてパンツを作っている感じは泣けるじゃないですか(笑)。ファッションブランドのコレクションの様に、毎回のテーマがあるわけでもないですし、逆に一枚一枚全部方向性が違っていたりもしますが、それは『どれかが誰かのどこかに引っ掛かればいい』という自分の性格からですね。例えば氣志團のアルバムを作っているときにも『一曲でもいいから誰かの心に届けばいいな』と思っています。その気持ちと同じですね。そう考えると、みんな八方美人のナンパ野郎みたいに思うかもしれません。でも、下着ってそういうものだと思っています。出勤前、遊びに繰り出す前、大切なデートの日……その日一日のテンションがグッと上がるような、そんな最高のメンズ・アンダーウェアを僕は作りたいんです」
派手な柄もあるが自分に似合うものは必ずある。加えてPEACH JOHNから発売されているだけあり、どんな男が履いても女子のポイントを上げるツボは押せているのは間違いないだろう。
「男性の皆様!! 皆様の下着のことならこの綾小路にお任せ下さい! PEACE JOHNには、自らのモチベーションをコントロールできて、尚且つ、最後の最後のタイミングで女子が見たときに、『この人でよかったかも』と思って貰えるデザインのパンツが必ずありますので!!」 <取材・文/杉原光徳 撮影/根田拓也>
⇒綾小路 翔デザイン「女が脱がせたくなるパンツ」は、この7パターン
https://nikkan-spa.jp/166979
★そんな、“女が脱がせたくなるパンツ”は、このサイトで購入できる。
http://menspj.peachjohn.co.jp/mens/special/peace_john/
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