静かなカフェでデートのはずが、待ちぼうけの芹澤優。慌てて店内に入ってきた相手に「もう、30分も待ったんだよ～」とお詫びのケーキをねだる、その本心とは……？ 「セリフではこう言ってるけど、じつは好きな相手だったら、怒らずに待っちゃうタイプです。『急な仕事が入った』って言われても、日付は改めないで何時間でも待っちゃいますね。ちょっとでもいいから会いたいって思っちゃう。でも『待ってないよ？』って気を使うと、お互いに気を使い合って変な感じになるだろうし、かわいくワガママを言える女のコでいたいなって思います」 　カフェでデザートを頼むなら、ひと口交換したい派だという芹澤。 「相手が同じものを頼もうとしたら、『じゃあ優は別のにする』って言います。特にデザートは全部おいしそうに見えちゃうから、いろいろな味を試したいですね。優柔不断でいつも悩んじゃうので、カフェデートで『どれとどれで悩んでるの？』って聞いて、それを注文してくれたらキュンとしちゃいますね。あと店員さんへの対応も気になります。横柄な態度だとすごく嫌だし、逆に注文と違うメニューが来ても『意外とおいしい』って前向きに対応できる人だと、人として素敵だなって思います」 　ちなみに、もしデート相手が遅刻した場合、何をして時間をつぶす？ 「ドラマが大好きなので、きっとNetflixでひたすらドラマを見ますね。読書はしないほうなんですけど、声優としていろんな表現を身につけるために、読んだほうがいいんだろうな……とは思ってて。お母さんが宮部みゆきさんの大ファンで、家にたくさん本があります。 中学までは『ブレイブ・ストーリー』『レベル7』など宮部さんの作品はたくさん読んでたので、また読書の習慣をつけたい！ 気づかないうちにスマホでSNSを開くクセが親指についちゃってて本当によくないから、読書をして指のクセを直したいです」 　指のクセを直すべく、「読書の秋」にカフェで読書に耽ふけってみてもいいかも？

ボイスはここから聞いてね＞＞＞

【芹澤 優】Yu Serizawa ’94年、東京都生まれ。’19年に声優アワードで助演女優賞を受賞。デート相手の条件は「映画の趣味が合うと嬉しい。『花束みたいな恋をした』など、坂元裕二さんの情緒がある作品が大好きです」 撮影／尾藤能暢　ヘアメイク／藤井まどか　スタイリング／津野真吾（impiger）　衣装協力／BRAND SELECT　取材・文／森ユースケ