婚活をすると、思っていないほどの苦痛があったり、悲しいことがあったり……なぜそんな経験をしなければならないんだと思うような出来事こそ、実は運命に気づきやすくするための経験なのです。 　心臓に持病を持つ48歳男性が婚活をしていたときのお話。経済力のある方だったので30代女性を求めていました。「40代なら自分の周りにも十分いる」と言いながら30代ばかりと出会おうとしていました。 　しかし、お見合いをしても30代以外の求める条件が出てきてお断りしたり、いいと思った女性からは断られたり。そんな矢先、自宅で倒れ２週間入院をしました。 　元気になった彼はその直後お見合いをした45歳女性と成婚。相手の若さを求めることではなく、自分の今を愛してくれる人が今の自分のいちばんの幸せだと感じたようでした。 　病気は辛いことですが、その直後の出会いだったからこそこの運命を手に入れられたといえるでしょう。 　婚活の中でひとつだけ自分の中でのルーティンを作ると、いつもとの違いがわかりやすくなります。 　たとえば、「毎回同じ場所でお見合いをする」「初デートは必ず同じデートコースをたどる」などです。こうすることで運命の相手と出会ったときには「あれ？　いつもと違うかも？」と感じるはず。 　弊社会員で成婚した女性の中でも40歳女性は読書の好きな方でした。こだわりの強い彼女だったのでなかなかうまく婚活が進まず、悩んでいました。 「もうお見合いするのが辛い」と相談に来たとき、私は「好きなことをすることをメインにしていきましょう」とラウンジでの読書のついでにお見合いをするという感覚に変えました。