ではどうすれば良いか、それは「元カレの気持ちもわからなくもないな」と言ってみることです。 　彼女の不満を聞いて「それは辛かったね。その気持ちわかるよ」と共感しつつも、 「でも、元カレの気持ちもわからなくもないな。仕事で嫌な事があって身近な君に強くあたってしまったのかもしれないね。男性って切羽詰まったときに心に余裕がなくなってしまうところがあるからね」 ↓ 「その元カレは何の仕事をしていたの？」 ↓ 「あー、それは大変な仕事だわ。仕事がキツイ時は気が滅入ってしまっていたのかもしれないね」 　と、元カレの気持ちにも共感できるスタンスを取ってみてください。 　彼女の気持ちも、元カレの気持ちも、両方の気持ちがわかるという中立の立場から自分の感想を言うのです。 　どちらか一方を悪者にするのは正直簡単ですし、一緒になって元カレの悪口を言っていると連帯感が生まれる気がするので、一見デートで有効的な会話術だと思われがちですが、実は一方を悪者と決めつけてその場に居ない人の悪口を言うのはとても幼稚な行動でもあるため、かえってその女性をモヤモヤさせてしまう事もあるのです。 　ですから、たとえ女性が元カレの愚痴を言ったとしても、一緒になって悪口を言ってはダメです。逆に元カレの立場になって、気持ちを代弁してみてください。 　これにより双方の視点から『人の心の痛みを理解する能力が高い人間』だと証明できれば、彼女自身では気付けなかった視点を与えることが出来、結果、女性から尊敬の念を獲得することが出来ます。 『女性に新たな気付きを与えられるスキル』はモテにおいて効果絶大です。 　20代の男性でこれが体現できているなら「その若さでなんでそんな風に人間ができてるの！？すごい！」となるし、30～40代の男性であれば「この男性は、ちゃんとした大人の考え方を持っているんだな、とても安心できるし尊敬する」と格上の男性であることを証明出来ます。 　むしろこれが出来なければ20代男性ならば、ノリと勢いだけでワンナイトや彼女は作れてもすぐにフラれますし、30代～40代ならば「年齢の割にとても幼稚な人だわ」と女性にガッカリされます。 　モテるためには仕事、筋トレ、オシャレなどは大いに大事ですが、会話での「共感能力」を高めない事には結局すぐにフラれたり、女性の心を射止めきれずに終わるので気をつけてください。 ＜TEXT／ゴンゲ＞恋愛コンサルタント。30歳を過ぎてから恋愛を学び始め、1年間で100人の女性をお持ち帰りする。その中から最愛の女性と結婚。現在は40〜50代の男性に特化した恋愛コンサルを運営。YouTube「恋愛講師ゴンゲ@40〜50代男性の恋愛攻略」も更新中。X（Twitter）：@R40expert