親子関係や兄弟関係を聞くことが相手の基準を知ることになります。 　例えば、親子関係があまりよくない人というのは親子関係の中で嫌な思いをしてきた経験があります。それは相手の中で大きな地雷になってる事が多い。そのため、相手の嫌だと思うことを理解するきっかけになります。 　また、兄弟関係が同性兄弟しかいない場合、相手には男らしさ、女らしさを求める傾向があります。なので、姉妹で育っている女性に対しては、特に「男らしさ」というものをアピールすることをおすすめします。 　食事は割り勘よりもご馳走したほうがいいし、席は上座に案内すること。常に温度管理には気遣いをし、「寒くない？」「暑くない？」と場所が変わるたびに聞くほうが効果的です。 　逆に男兄弟がいる場合、過度に男らしさを求めないことが多いです。お相手となる女性に男兄弟がいる場合は普段からどのように接しているかをぜひ聞いてみてください。そうしたやり取りのなかにもその方が異性に対して、どういった要素を求めているかが潜んでいたりします。 　相手に合わせようとすればするほど、自分らしさはなくなり、気遣いをしすぎるがあまり相手にも居心地のよさを感じる隙を与えられなくなります。 　価値観が同じ人なんてこの世にひとりとしていません。なので、あえて価値観の違いを言語化して伝えることをしてみてください。 　ただし、相手の価値観をまず受け入れてるということを伝えることが鍵。「あなたはそう考えてるんだね。めちゃ素敵、その考え方もいいですね。ただ、自分はこう考えてることが多い。なぜなら……」というように、必ず相手への承認を先にすること。 　こうすることで真逆の価値観を伝えたとしても、それは違うと思われるポイントではなく、自分の価値観も受け入れてもらえたから相手のも受け入れてみようという余白に変わります。 　どうでしたか？　会話が盛り上がるというのはお互いがリラックスしている証拠。ぜひ相手の価値観にフォーカスして、コミュニケーションを続けてみてくださいね。1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」（Twitterアカウント:@yamamotosaori_）