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廊下で“全裸”の男女が…ラブホ従業員が明かす変わったカップル。幽霊に遭遇するほうがマシ?

 さまざまな事情を抱えた人たちが利用するラブホテル。一般的には、ドキドキ、ワクワクしながら、ときにはソワソワと向かう場所だ。  実家がラブホ街にあり、学生時代はラブホで清掃員のアルバイトをしていた前田裕子さん(仮名・20代)。今回は、ラブホ街ならではの遊びや、少し迷惑な客に遭遇したときのエピソードを教えてくれた。

幼馴染の母がラブホを経営!父はサラリーマン

ベッド

※写真はイメージです。以下同

 ラブホ街で育った前田さん。友人のなかには、実家がラブホ経営というケースも珍しくなかった。そんな前田さんが、幼馴染のAさんの実家が経営するラブホについて話してくれた。 「Aちゃんのところのラブホは完全なる個人経営で、お母さんがオーナーでした。ちなみに、お父さんは普通の会社員。Aちゃんのお母さんは、祖父からラブホを譲り受けたそうです。そのため、老朽化が進み、これまでに2回ほど改修工事をしていました」  1度目の修繕工事は前田さんとAちゃんが子どものころ。前田さんは当時、子どもながらに「Aちゃんが引っ越しちゃう……会えなくなっちゃう」と不安になったというが、ラブホの敷地内にあるAちゃんの自宅は変わらず、今現在もご近所さんだ。

“ラブホ名”を考えるのが大学時代の暇つぶしだった

 2度目の改修工事は、前田さんがラブホでバイトをしている大学時代だった。改修が近づくラブホの一室で、前田さんはAちゃんとこんな会話をした。 「名前変えるの?」(前田さん) 「うん……この際だから、おじいちゃんがつけたホテル名も変えようかって言ってるの」(Aちゃん)  というのも、Aちゃん家のラブホ名は、古風な平仮名の名前だったのだ。  当時の前田さんたちは、周りに遊ぶ場所がない田舎の女子大生。遊び感覚で“ラブホ名”を考えてみることになった。 「ビバ・桃源郷(シャングリラ)」、「ホテル ナマステ」、アリバイに使えそうな「ホテル 実家」、「ホテル ラストエンペラー」、「ホテル 天国と地獄」などなど。 「どれも、悪ノリで話していたネーミングです。Aちゃんはお母さんに提案したらしいのですが、当たり前にボツになりました……」  結局、Aちゃんの家のラブホ名は、現在も祖父が決めた名前で経営しているということだ。
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少し迷惑な客
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