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ラブホ従業員が目撃した“クリスマスの修羅場”。女性が警察に通報、現場は“地獄絵図”に…

 さまざまな事情を抱えた人たちが利用するラブホテル。一般的には、ドキドキ、ワクワクしながら、ときにはソワソワと向かう場所だ。
イルミネーション

※写真はイメージです。以下同

 今回は、ラブホの従業員が衝撃を受けたというエピソードを紹介する。

「部屋を掛け持ち」不審すぎる客の動きに従業員たちが困惑

「私が働いていたラブホは、休憩の料金は後払いで、宿泊は前払いというシステムでした。お客様が部屋に入ると、ドアが開閉するたびにフロントで“ブザーが鳴る”仕組みでした。ブザーによって、スタッフは各部屋の動向をチェックできるんです」  それはクリスマスの繁忙期、田中千恵美さん(仮名・40代)は、フロント業務を担当していた。客の出入りが多かった中で、特に目立った1人の男性がいたという。 「その男性は、1人で3部屋を予約しました。『休憩3部屋、同じ階でお願いします』と言ってきたので、私は、おそらく身内同士のカップルたちだろうと思っていました」  予約時には疑問に感じることはなかったのだが……。 「予約した男性は1人で来店しました。その後、3人の女性が別々に来店したんです」  しかも、男性が1つの部屋を出ては、別の女性が待つ部屋へと移動する。つまり、1人で3部屋を使用していたようだ。 「男性が部屋を出るたびに鳴るブザー音に、スタッフ全員が気を取られて業務が滞るほどでしたね」  はじめはその音に対して気にはしていなかったのだが、徐々にその異常さに気づくことに。ブザー音が鳴るたびに、スタッフたちが、 「今のは退室の音?」 「今度は何の音?」 「何なの!」 と、確認し合っていたものの、実際には男性がチェックアウトすることはなかったのだ。

“クリスマスの伝説”と化した男女の修羅場

パトカー 男性が部屋を移動するたびに鳴るブザー音。あまりの頻度に、“違和感しかない”状況だった。あきらかに何かが起きている……。 「そこで、上司が状況を把握するために、男性の部屋にいきました」  すると、男性が3部屋を掛け持ちしていた理由として、“3股をかけていた”ことが発覚し、怒りを抑えられなかった女性客3人のうち1人が警察に通報したようだ。現場は混乱状態、まさに“地獄絵図”だったという。 「私にとって、この出来事はいまだに忘れられない衝撃的な思い出です。普段は見ないような大人の事情に触れたことで、戸惑いを覚えたのも事実です」  それからしばらくの間は、勤務中に監視カメラを意識しながら仕事をしていたそうだ。 「最終的に、その男性がどうなったのかは分かりませんが、この事件はスタッフの間で“クリスマスの伝説”として語り継がれることになりました」
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大学生の新人スタッフが衝撃を受けた出来事
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