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『ドラクエIII』復活で再注目、80年代「懐かしのファミコンRPG」を振り返る。初代ドラクエの“データ容量”は64KB…

ドラクエのライバルRPGが登場

『ファイナルファンタジー』 1987年12月/スクウェア(現スクウェア・エニックス)
ファイナルファンタジー

初代『ファイナルファンタジー』を紹介する公式ポータルサイト

 当時新興スタジオとしてシューティングRPG『キングスナイト』など実験的なタイトルをリリースしていたスクウェア。1987年発売のRPG『ファイナルファンタジー』は当初そこそこの売上だったものの、1990年の『III』で初のミリオンを記録し、『FF』シリーズは軌道に乗りました。  初代『FF』は、イラストレーターの天野喜孝氏が手掛けたアート感あるパッケージが印象的。また、植松伸夫氏によるアルペジオが美しいプレリュードも耳に残ります。敵と味方が左右に分かれる戦闘画面や、自由度の高いジョブシステムなど、初代からすでに本気度が伝わってきました。 『FFIII』以降、『FF』と『DQ』はコマンド式RPGの二大巨頭として君臨しますが、なんと2003年4月にスクウェアとエニックスが合併。このニュースはゲームファンにとって衝撃でした。

大胆なジャンル変更に賛否両論!?

『ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪軍団の挑戦』 1987年12月/バンダイ(現バンダイナムコエンターテインメント)  流行りのジャンルに、マンガやアニメの人気キャラを乗せるというのは今も昔もゲーム業界の常套手段。横スクロールアクションでスマッシュヒットした前作『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境』(1986年)から、コマンド式RPGに大きくジャンルが変わったのが『ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪軍団の挑戦』です。  日本全国を妖気雲で覆ってしまった九尾の狐を倒すため、鬼太郎が再び旅立ちます。砂かけばばあや子泣きじじいなど、おなじみの仲間たちは呼び出すと代わりに戦ってくれますが、パーティバトルではなくソロ戦闘。しかもザコ敵が非常に強く、RPGなのに序盤で放り投げたという声多数。グラフィックやBGMの雰囲気は良かったのですが……。  ナンバリングタイトルはこの『2』まで。スーパーファミコン以降も“鬼太郎ゲーム”はジャンルを転々としながら続いていきます。
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新時代の到来を感じた名作RPG
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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