「また慶應SFCか」話題のPR会社社長も…なぜ似たような人物が生まれる?元SFC生が語る内実
兵庫県知事選をめぐり、大騒動が巻き起っています。
PR会社『株式会社merchu』の代表取締役、折田楓氏がSNSを活用した選挙戦略を斎藤知事サイドに提案し、総合的な広報活動を任されたと自身の『note』で明かしたからです。
さらに、折田氏が慶應SFC卒だということも、火に油を注いでいます。X上では、“もしかしてSFCと思ったら本当にSFCだった”とか、“新入社員のくせに重役のような口をききたがるのがSFC”とか、さんざんな言われよう。それらの意見を総合すると、“中身はないがコミュ力が異常に高い”という意見に集約されるのだと思います。
こうした反感があらわになったのは、近年、“若手論客”とか“社会起業家”という肩書でメディアに出る人が、SFCの卒業者が多いのもあるでしょう。芥川賞候補にも挙がった古市憲寿氏、先日の総選挙で当選した大空幸星氏、乃木坂46の元メンバーでコメンテーターも務める山崎怜奈氏などが有名ですね。
彼らの発言も時に賛否両論を巻き起こしてきました。一方で、その言動にはどこか掴みどころのない、芯のなさのようなものも感じる。議論になる前に、するりと逃げていってしまう感じでしょうか。たとえば、山崎怜奈氏がアメリカの大学での反イスラエルデモについて「退学処分になる可能性もはらんでいる中で、デモの有効性ってどこまであるんだろう」と語ったことに顕著なように、近視眼的な損得勘定を隠そうともしない。
選挙運動の内幕をnoteで…
これが仮に有償、つまり仕事として発注されていたとしたら公職選挙法に抵触する可能性があり、逆に無償だったとしても、過去に兵庫県に関わる仕事を請け負っていたことから、贈収賄の可能性も指摘されています。 今回の経緯が明るみになってしまった原因が、折田氏の発信力の強さでした。かねてより女性ファッション誌でインフルエンサーを務めたり、自身のインスタグラムなどでは公私にわたって充実した生活ぶりをアピールしたりしていたのと同じテンションで、選挙運動の内幕を明かしてしまった。劣勢と言われていた斎藤知事が圧勝できたのは、自分の功績が大きかったのだと訴えたかったのではないかと言われています。
慶應SFC卒の肩書にネットは「やっぱりな」
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