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ヘデントールに不安あり?今年のG1回収率“600%超え”「東大卒の予想家」が天皇賞(春)で“絶対に外せない馬”を徹底解説

 JRAは今週末から6月15日の宝塚記念まで7週連続でG1が開催される。その口火を切るのは、5月4日に京都競馬場で行われる天皇賞(春)だ。  15頭が登録した3200mの長丁場で勝利に最も近いのはどの馬か。東京大学在学中に東大ホースメンクラブで予想の腕を磨いた鈴木ユウヤ氏にレースの見解を聞いた。
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鈴木ユウヤ氏

(取材・構成=中川大河、取材日=4月29日)

今年のG1回収率は628%!

——今年に入ってからどのレースもワイド1点で勝負しているそうですね。 鈴木:場合によって単勝や馬連1点にすることもありますが、基本的に本命・対抗のワイド1点勝負です。 ——今年の回収率は100%を超えているとか。 鈴木:JRAは平場を含めて110%ですね。G1に限れば、桜花賞以外を当てていて、回収率は628%です。 ——桜花賞以外ってことは5戦4勝ですか。この勢いで天皇賞(春)もズバッと頼みます! 鈴木:まだ枠も馬場も分からない状態ですが、お役に立てれば幸いです。 ——では早速、ヘデントールから行きましょう。D.レーン騎手が騎乗予定で1番人気が予想されています。 鈴木:実は上位人気が予想される馬の中で、唯一下げる要素アリと見ているのがヘデントールです。

最有力候補ヘデントールに死角あり

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天皇賞(春)最有力候補のヘデントール 
写真/橋本健

——前走のダイヤモンドSはかなり強かったですよ。 鈴木:能力が高いのは間違いないのですが、強い勝ち方をした昨夏の日本海S(3勝クラス)と前走のダイヤモンドSはどちらも左回りなんですよね。右回りの菊花賞は最後の直線で右にモタれる面があって、鞍上も若干追いづらそうにしていました。 ——そういえば、今年のG1は1番人気の馬が5戦全敗。今週も波乱のにおいがしてきましたよ。 鈴木:勝っても不思議はないですが、他により魅力的な馬がいますからね。ワイド1点勝負は1頭までなら消した馬に来られても大丈夫というのもあるので。 ——ではズバリ、もっとも信頼を置けそうなのはどの馬ですか。 鈴木:サンライズアースです。過去10年で阪神大賞典の勝ち馬が9頭出走していますが、【4-2-2-1】と崩れていません。唯一、馬券圏外だった2020年のユーキャンスマイルも4着でした。 ——好相性の阪神大賞典を6馬身差で圧勝。他にサンライズアースの推し材料は? 鈴木:阪神大賞典は残り1200mから11秒台のラップを刻むかなり早仕掛けの展開でした。普通は前が苦しくなるものですが、上がり最速の末脚で後続をちぎりましたから。長距離なら怪物級とみています。 ——今回も前に行きそうですね。 鈴木:前走は途中まで逃げたことで物見をして集中力を欠いたようなので、ジャンカズマを行かせて2番手で運ぶのが理想でしょうか。前に馬を置いた方がいいのは間違いないです。ただ、どちらにしても残り1000mくらいからロングスパートをかけて、スタミナ勝負に出るでしょうね。逆に後続を引き付けすぎてしまった時は切れ負けする可能性もありますが、そこは百戦錬磨の池添謙一騎手ですから心配していません。
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競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。競馬情報サイト「GJ」にて、過去に400本ほどの記事を執筆。

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