ショップで「ハズレをひかない靴選び」の絶対原則。ニューバランス神話にも“思わぬ落とし穴”が
―[シューフィッターこまつ]―
こんにちは、シューフィッター佐藤靖青(旧・こまつ)です。靴の設計、リペア、フィッティングの経験と知識を生かし、革靴からスニーカーまで、知られざる靴のイロハをみなさまにお伝えしていこうと思います。
「歩きやすい靴が欲しい」と思い、靴屋に行き、無数に並んだ靴の前に立つと、どれもそこそこ歩きやすそうに見えます。ある程度当たりをつけて、店員に相談し、案内された靴を購入していざ外を歩いてみると、思いのほか歩きづらかったり、高価だったのにすぐに壊れてしまった──そんな経験はないでしょうか。
不景気の中、ショップ側も売り上げを確保するために必死です。しかし、お互いが不愉快な思いをしないためには、購入する我々にも事前知識が必要なのです。
今回は、歩きやすい靴の見分ける方法を伝授します。それには、まず靴の「裏」を見ることです。歩きづらい靴の多くは、実は目的からズレている場合が多く、その靴が「何の目的で作られているのか」を端的に知るのが、靴の「裏」なのです。
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イギリスのノーサンプトンで靴を学び、20代で靴の設計、30代からリペアの世界へ。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。YouTube『足と靴のスペシャリスト』。靴のブログを毎日書いてます『シューフィッター佐藤靖青(旧・こまつ)@毎日靴ブログ』
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