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ひろゆきが考える「人生の分岐点で迷わない方法」。パートナー、仕事etc.大きな選択の時に基準にすべき“変わらない価値観”

将来が見通しづらい不確実な時代において、人生の大きな選択を誤らないためには、何を基準にすればよいのか。ひろゆき氏は「変わりづらいもの」に着目することが、後悔の少ない選択につながると説く。本記事では、パートナー選びや職業選択など、人生の分岐点で重要になる判断基準について、長期的視点からの思考法を提案する。 ※この記事は、『貧しい金持ち、豊かな貧乏人 賢い安上がりな生き方80の秘訣』(徳間書店)より一部抜粋、編集したものです。
ひろゆき氏

ひろゆき氏

変わりづらいものに着目する

 大きな決断は〝将来的に変わりにくいもの〟を基準にする。それが長い人生において大きなメリットをもたらす。  人生の選択で後悔するのは、多くの場合「思っていたのと違った」と感じるときだ。では、なぜ「違った」と思うのか? それは、選ぶ際の基準が間違っているからにほかならない。  人はなにかを選ぶとき、「いまの自分にとって得かどうか」を基準にすることが多い。それ自体は間違いではない。でも、その得がどれだけ長期的に持続するかを考える人は少ない。そこが落とし穴だ。目先の損得を基準で選ぶと、状況が変わったときに「こんなはずじゃなかった」と後悔しやすくなるのだ。  わかりやすいところで言えば、人生のパートナー選びなどがそれにあたるだろう。「収入が高い」「見た目がいい」といった基準だけで相手を選ぶと、その前提が変わったときに「こんなはずじゃなかった」と感じやすい。収入は仕事の状況によっては減ってしまうこともあるし、見た目も年齢とともに劣化するのが普通のことだからだ。

仕事を選ぶときにも使える考え方

 逆に、「生活習慣が合う」「価値観が近い」といった、その人が本来持っている変わりにくい部分を基準にすると、長い時間をともに過ごしても違和感が生まれにくい。現在の平均初婚年齢は30歳前後。その年齢までに培われた性格や生活習慣というのは、ちょっとやそっとのことで変わるものではない。  これは仕事を選ぶときも同様だ。「給料が高い」「いま人気の業界だから」といった理由で決める人は多いが、これらはどれも将来的に確実性のあるものではない。でも自分が得意なことや無理なく続けられることは、景気などには左右されない。つまりそうした仕事ができていれば、のちに満足度が大きく揺らぐこともない。  変わるものに翻弄され、あとで悔やむような選択をするよりも、変わりづらいものを基準にすれば、長期的に見てお得な選択ができる。 だからこそ、大きな選択であればあるほど、変わりづらいものを基準に考えるべきだ。
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孤独を楽しめる人、最強説
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西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし

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