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寝台列車で“延々話しかける隣席男性”を黙らせた「決定的な一言」。降車間際に“LINE交換”を要求された結末

 旅先で「ご旅行ですか?」と見知らぬ人から声をかけられた経験のある人は意外と多いはず。普通は少し言葉を交わす程度で終わるが、なかには話が弾んで旅先の貴重な情報を得られる場合もあるだろう。そういった旅先で出会った人との会話も、旅行の醍醐味のひとつだ。
寝台列車

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 しかし、相手が旅行者とは限らず、疲れている場合や眠い時に話しかけられるのは困るもの……。特に列車やバスの車内、飛行機の機内で隣席だと拒絶するわけにもいかず、キツい経験となってしまった人もいるだろう。

隣席の同年代男性から話しかけられ…

 全国に支社を持つ上場企業に勤める松島智明さん(仮名・36歳)は、この春まで香川県で単身赴任をしていた。高松から東京までは『サンライズ瀬戸』という寝台列車が出ているため、赴任中は何度も利用していたという。 「高松駅を夜9時台に出発するため、残業がある日も間に合うので都合が良かったんです。それに東京から戻る時も日曜夜のサンライズにすれば、高松は月曜の朝到着で会社にも間に合う。これだと普通の週末でも家族と一緒に過ごせますし、かなり重宝していました」  ちなみに、いつも利用していたのは個室ではなく、簡易寝台の「ノビノビ座席」。すぐ満席になる個室と違って、繁忙期以外なら直前でも空いていることが多く、寝台料金もかからないので安く乗車できるからだ。 「両隣と完全に仕切られているわけではなく、プライベート感は薄いですね。でも、それほど気になりませんでしたし、いつも乗る前に買った寝付け用の缶ビールや缶チューハイを飲み、後は寝るだけでしたから」  だが、昨年のとある週末、いつものようにノビノビ座席で缶ビールを飲んでいると、隣席の同年代らしき男性が声をかけてきた。遅めの夏休みを取って四国を周遊していたらしく、その話をあれこれ語ってきた。  松島さんは基本的に職場と会社が用意したマンションの往復。一人でドライブや旅行に出かけることもなかったため、彼の話がすごく新鮮なものに感じた。

列車が出発して1時間経っても話が終わらず…

 ところが、男性は相当な話好きだったらしく、それも自分が一方的に喋るだけ。次第に話に付き合うのが億劫になったそうだ。 「マシンガントークでしたね。それも早口でまくし立てるような口調で、もし営業でこんな喋り方をされるとちょっとキツいなって。もちろん、悪意がないのはわかっていましたし、隣の席なのであまり失礼な対応はできません。それでも途中からは適当に相槌を打つだけ。実は、その週は残業続きでずっと忙しかったこと、アルコールが回ってきたこともあって強烈な睡魔に襲われたんです」  気がつくと瀬戸大橋は越えており、出雲市駅を出発した『サンライズ出雲』と合流する岡山駅もすでに通過。男性の話も今回の四国旅行から若いころのバックパッカー時代の話になり、話が終わる気配は一向に見えなかった。
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意を決して男性の話を遮ると…
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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