大谷翔平、PS“打率.147”の深刻な状況に…「引っ張り意識の強さ」が示す“不安な兆候”とは
ナ・リーグ優勝決定シリーズ(以下、NLCS)は、第2戦を終えて、ドジャースが2勝。今季、両リーグ通じて最高勝率を誇ったブルワーズは、ドジャースから完全に主導権を奪われた形だ。
2-1のスコアが示す通り、ドジャースは第1戦こそ薄氷の勝利だったが、第2戦は5-1と完勝。先発した山本由伸が先頭打者にいきなり被弾したものの、その後は2安打、1四球とほぼ完璧な投球を披露し、メジャー移籍後の初完投をこの大一番で記録した。
打っては、ドジャース打線が第1戦の7安打2得点から、第2戦は11安打5得点と上昇気流に乗った。テオスカー・ヘルナンデスとマックス・マンシーがそれぞれソロ本塁打を放ち、トミー・エドマンとキケ・ヘルナンデスといった脇役陣が2安打ずつの活躍。ムーキー・ベッツを除く先発野手8人が安打を放った。
さらにドジャース打線は、6つの四死球に盗塁と犠打を絡める多彩な攻撃でブルワーズ投手陣を攻略。いい流れで本拠地での3連戦を迎えることができそうだ。
そんなドジャース打線において、やはり気になるのが、リードオフマン大谷翔平の調子だろう。
前日まで3試合連続無安打に終わり、ブルワーズとの第1戦は2つの敬遠を含む3つの四球で勝負を避けられていた大谷。そして迎えた第2戦、大谷は3-1とドジャースのリードで迎えた7回表に1死三塁の場面で打席に立つと、7球目をミートしてライトへ適時打。大谷にとって4試合ぶり、実に20打席ぶりの安打を放ち、チームの勝利に貢献した。
これが自身2度目となるポストシーズン(以下、PS)だが、大谷のバットは湿り切っている。PS初戦となったレッズとのワイルドカードシリーズ第1戦こそ2本塁打を放ちチームを勝利に導いたが、その後は下降の一途。特にフィリーズと相対した地区シリーズは4試合で、18打数1安打と全く打てなかった。
特にサウスポー相手に苦戦し、三振の山を築いた。それだけに、ブルワーズの左腕アーロン・アシュビーから放った20打席ぶりの“1本”が本来の調子を取り戻すきっかけとなってもおかしくないだろう。
しかし、待望の安打が生まれたとはいえ、大谷はこの日も5打数1安打、3三振。投手とタイミングが合わず、明らかに振り遅れての空振りも目立っており、完全復調にはもう少し時間を要しそうだ。
改めて大谷のPS成績を振り返ると、ここまで8試合に出場し、34打数5安打(打率.147)。長打は本塁打の2本だけで、40打席で合計15三振を喫している。三振数を打席数で割った三振率は37.5%に上っているが、これは今季レギュラーシーズンの25.7%を大きく上回っており、特に速球の対応に苦しんでいる印象だ。
大谷翔平、20打席ぶりの安打で勝利に貢献

PSで打撃不振に陥っているドジャースの大谷翔平選手
写真/産経新聞社
打率.147・三振率37.5%の大不振…
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1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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