更新日:2012年06月03日 11:39
恋愛・結婚

「婚活のやりすぎは婚期が遠のく」結婚カウンセラーが断言

内閣府調査によると婚姻率が年々低下、生涯未婚率も30年前と比べ上昇しているという。このままではいかん!とばかりに婚活にリキが入る若者世代であるが、やればやるほど相手が見つからないという、信じがたい状況が待ち構えているという事実が発覚した! ◆婚活すればするほど滑りまくるとは予想だにしなかった!
橘つぐみ氏

橘つぐみ氏

「婚活をすればするほど、結婚できない!」  ここ数年、盛り上がりを見せてきた婚活ブームに、まるで頓知のような出来事が起きている。「婚活」と銘打った出会いの場が今や星の数ほどあるというのに、出会えないとは一体、何事なのか。  恋愛・結婚カウンセラーの橘つぐみ氏はパーティやイベント参加、ネットお見合いなどの“セルフ婚活”をやりすぎると結婚が遠のくと断言する。 「『婚活』という言葉が登場した’08年から、特に都市部では毎日のように婚活イベントが開催されています。初期は、流れに乗って数をこなせば成婚可能でした。しかし成婚は本来、場数ではなく、どのような相手でも添い遂げるという『覚悟』が決定打。それが出会いの場が飽和状態となった今では、相手に少しでも気に入らない点があれば『次でまた探そう』と思いがちで、一人の相手と向き合おうという意識が欠如していく。ネットお見合いでも同様。当然、結婚どころか交際にも至りません」  そこで、“セルフ婚活”をしている人々に話を聞くと、驚くことにほとんどが「出会っても次に繫がらない」と話した(カッコ内は性別・年齢・婚活歴)。 「その場でお目当ての女性を見つけると考えるのではなく、まずは連絡先を交換し、後日飲みに、そこから更に相手の友達を……と交流を広げていくのが狙い。実際に交際までは発展してません」(♂・34歳・3年)、「パーティ参加は15〜16回。連絡先を交換して仲良くなる人がいても、飲んだりするだけで実際に付き合ったことはない。それで結局またパーティに参加するの繰り返し。大体いつもゴチャッと話して終わる」(♀・27歳・2年)など。婚活系イベントの参加は10回以上、お見合いイベントで過去に1度だけカップル成立したことがあるという男性(38歳・1年)は「相手の女性を終了後飲みに誘うと『この後用事があるので』と断られたことがある。女性はその後も別の婚活パーティに参加していました。同じ日に2度も婚活して一体なんの意味があるのかと思いました」と話す。「友人がパーティで知り合った人と結婚したので、希望は捨てていない」(♂・34歳・1年)と言う人もいるが……。  こうした現象について、バラエティ番組内でナインティナイン岡村隆史の婚活を応援する『お見合い塾』塾長・山田由美子氏は「とりあえず付き合ってみるのはお見合い・婚活では常識だということをわかっていない」と指摘する。 「本気なら間口を広く持たないといけない。ウチの『お見合い塾』に来た20代前半の女性は8股かけてましたよ(笑)。結局彼女は48歳の男性と結婚しました」 【橘つぐみ氏】 「つぐみ恋愛相談所」主宰。30~40代の恋愛・結婚コンサルティング、セミナーを行う。丁寧かつ理論的なアドバイスに定評がある。2児の母 【山田由美子氏】 仲人士。’58年、大阪府生まれ。「お見合い塾」塾長。結婚、離婚を経て確立した独自のシステムで、昨年、240組の男女を成婚に導いている ― [緊急警告]婚活したら結婚できなくなる!【1】 ―
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