家賃は「一軒家で2万5千円」離島に移住した30代女性が語る“自分らしい生き方”「東京は失敗できない空気があったが…」
順調だった東京での仕事と暮らしから一転、コロナ禍を機に“国境の島”(九州と韓国の間の対馬海峡に浮かぶ長崎県の島)と呼ばれる対馬へ移住した「庄司絵里加(愛称:えりやん)」さん(以下、えりやん)。現在はダンス教室を運営するほか、対馬のテレビ番組やFMパーソナリティ、バスガイド、狩猟など、さまざまなシーンでマルチな活躍を見せている。
インタビュー前編に引き続き、後編では、現在の住まいや今後の展望、移住してから始めたというイノシシとシカの狩猟、対馬が取り組んでいる海業などについて聞いた。
――現在のお住まいは一軒家ですか?
えりやん:築60年の一軒家を借りています。移住当初に住んでいた部屋が玄関を開けると全景が見えるような感じのワンルームだったので、「リビングが別にある部屋がいいな」と周囲に言っていたら、知り合いが紹介してくれたんです。対馬には不動産がないので、大家さんと直接交渉して契約しました。
それと、お手洗いがすごく古かったので、これではお客さんを呼べないと思って工事をしてもらい、もともとの家賃が3万3千円のところ、交渉して家賃を2万5千円にしてもらいました。それと、当時勤務していた対馬の島おこし協働隊からは、住環境を整えるための補助金が出ましたね。
――近所にスーパーやコンビニはありますか?
えりやん:ありますけど少ないです。タケスエというスーパーが車で約10分ほどの場所にあってよく買い物に行きますが、15分くらい滞在するだけで20人近くの人と挨拶したりしゃべったりする時もあります(笑)。それだけ地域の皆さんとの距離感が近いということだと思います。コンビニは対馬全体で片手で数えられるくらいです。
――対馬に永住する予定ですか?
えりやん:永住の可能性があるかと聞かれれば無くはないのですが、私はもともと「やりたいことで動く人間」なので、今後海外に住む可能性もあるかもしれませんし、もともと国際協力への興味があるので、アフリカへ行きたいと思うかもしれません。ただ、対馬はすごく好きですし、今は出ていく気持ちはないです。
以前勤務していた島おこし協働隊の任期は3年でしたが、最終年を迎える時にしばらく対馬に住むか、それとも島を離れるかを考えた時期がありました。悩みましたが、やりたいことがいろいろできる今の暮らしを続けたいなと思ったんです。

えりやんさん
気になる家賃は「一軒家で2万5千円」
ずっと居続けるかはわからないが、今のところは…
千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界を経て起業。「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ・ニュース系メディアで連載企画・編集・取材・執筆に携わる。X(旧Twitter):@buhinton
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