大谷翔平が負傷…ドジャースが頭を抱える“380億円男”の深刻な現状
日本時間12日、パイレーツと対戦したドジャースは8-6で勝利を収めた。これで同カード3連戦を2勝1敗と勝ち越し、この日は試合がなかったパドレスとの差を8ゲームに広げた。
明日以降の大谷の出場可否にかかわらず、ドジャース打線のカギを握るのが、今季からチームに加わったカイル・タッカーだ。
タッカーは、オフに4年総額2億4000万ドル(約380億円)の大型契約を結び、3連覇に向けた最後のピースと呼ばれた存在。主力選手の多くが30代というドジャース打線において、29歳という年齢も加味し、ドジャースには必要な戦力と映ったはずだ。
しかし、契約当時からタッカーの獲得を不安視する声も少なくなかった。
昨季はカブスでプレーしたタッカー。シーズン前半戦はMVP級の活躍を見せ、自身4年連続となるオールスターにも選出された。ところが後半戦はケガの影響もあって失速。一部では衰えを懸念する声もあった。
それはここ数年のタッカーの細かい打撃指標を見ても明らかで、平均打球速度やハードヒット率などは下降傾向を示していた。大型契約に見合う活躍ができるかどうか、疑問視するファンがいたことは間違いない。
実際に、今季は1番大谷とクリーンアップをつなぐ重要な2番打者として開幕を迎えたものの、打撃は低空飛行。今季ここまで65試合で打率.237、5本塁打、34打点、5盗塁と期待を大きく下回る数字にとどまっている。OPSは2024年の.993をピークに、昨季は.841、今季は.714と右肩下がりで、打順も徐々に下がっており、ここ数試合は6番を打っている。
そして、打撃以上に深刻なのが守備と走塁かもしれない。
MLBの公式データサイト『Baseball Savant』によると、タッカーの肩の強さを示す「Arm Strength」は59パーセンタイルで平均よりやや上。そして送球の正確性などを含めた「Arm Value」は92パーセンタイルとメジャーでも上位に位置している。肩の強さではチームに貢献しているといえるだろう。
一方で、守備範囲を示す「Range(OAA)」という指標は4パーセンタイル。これはメジャーのレギュラー外野手の中でも最下位クラスであり、守備範囲だけを見ればチームのお荷物といわれても不思議ではない数字だ。
大谷にアクシデント発生…ドジャースに広がる不安
前日に続き、中盤までに5点のセーフティーリードを奪ったドジャースだったが、5回裏に4失点。逆転負けを喫した前日と似た展開に嫌な雰囲気も漂ったが、何とか連敗は阻止した。 試合には勝利したドジャースだが、主砲の大谷翔平が7回表の打席で代打を出され交代。試合後、ドジャースは「左膝の炎症だった」と発表している。 左膝といえば、7年前に手術を受けた箇所でもあり、明日以降への影響が懸念される。この日は第13号ソロを含めて全4打席で出塁を果たしていただけに、万が一、戦線離脱となれば、チームにとっても大きな痛手となるだろう。特に直近5試合で3本塁打の量産態勢に入っていただけに、ドジャース打線への悪影響は避けられない。Tonight’s Photo of the Game presented by Daiso. pic.twitter.com/txKBfqBtVE
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) June 12, 2026
大型契約で加入も期待外れ…タッカー低迷の現実
打撃不振だけではない守備面にも見える深刻な課題
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1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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