「2週間の旅先労働」での恐怖体験。“自称”大企業勤務の男性が最終日の夜に豹変、歪んだ目的が明らかに
旅をしながら地方の事業者を手伝い、報酬と宿泊場所を得る──そんなマッチングサービスが若い世代を中心に広がっている。登録者は数万人規模、応募倍率は3〜5倍に達する人気ぶりだ。SNSには「人生が変わった」「第二の故郷ができた」といった声があふれ、メディアでも「新しい旅のかたち」として取り上げられている。
筆者も仕組みに惹かれ、東京から四国のとある事業者のもとへ向かい、約2週間働いた。穏やかな滞在だった──最終日の夜までは。

同じ時期に関東から来ていた30代後半の男は、大企業に勤めた後に脱サラし、現在はマッチングサービスを使って各地を渡り歩いているそうだ。行く先々で短期間働いては次の土地へ移るスタイルで、話を聞く限りベテランの利用者だった。仕事ぶりは真面目で、頼れるバイト先の先輩のような印象を受けた。
正直、少し距離が近いかなと感じる瞬間も存在した。「自分の部屋で飲み会をしよう」と受け入れ先のスタッフも含めて声をかけていたし、休みの日には車で遠出しようと誘われたことも一度や二度ではない。わたしは個人的に観光の計画を立てていたり、本業の仕事もリモートでおこなっていたので、忙しさを理由にどちらの誘いもやんわり避けていた。あの判断は、今思えば間違っていなかった。
滞在最終日の夜、受け入れ先の事業者の方々がお疲れ様会を開いてくれた。解散後、宿が同じ男と一緒に帰る道中、あることを話しはじめた。
曰く、旅先で出会った女性と性的な関係を持つことを楽しんでいるそうだ。マッチングサービスは女性と関係を持つための手段でもあるらしい。そのうえで、わたしにも同様の関係を求めてきた。口調は終始、こちらを丸め込むような調子を崩さない。全国を転々とする旅の「もう一つの目的」を、悪びれもなく見せつけられた瞬間だった。
最初は「私にはない価値観だわ」と遠回しに断った。だが男は「普通だよ」「みんなやってるよ」と食い下がってくる。周囲に人の気配はない。静まり返った夜に二人きりの環境下で、だ。

当時の筆者近影
全国を渡り歩くベテラン参加者が
最終日に明かされたのは…
関西出身、東京都在住の30代。営業畑を渡り歩いた末、2024年にフリーランスへ転身。旅と酒をこよなく愛する。フットワークの軽さがウリ。フリーランスの日常はnoteで気ままに綴ってます。Xアカウント: @aia___iiiii note:大崎アイ
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