更新日:2026年07月13日 15:11
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高市政権の大規模投資で2026年後半に動く株。億超え投資家が「骨太の方針」から絞り込んだ本命2銘柄

日本株は歴史的な高値圏にある。そんななかで次に高騰する銘柄はどんな銘柄なのだろうか。資産億超えの個人投資家結喜たろう氏は「国策銘柄の周辺から、国が次にどんな分野に投資をするのかが見えてくる」と話す。今の時期に国策銘柄を探すための資料として、個人投資家が是非読み込むべき資料があるという。今、億超え投資家は何に注目して銘柄を探しているのかを聞いた。

高市政権の「責任ある積極財政」に注目

高市早苗首相

写真/産経新聞社

資産億超えの個人投資家の結喜たろう氏。株式や為替を20年以上取引し、リーマン・ショックやアベノミクス相場も乗りこなしてきた。その投資手法は話題になる「大きなテーマ」から掘り下げて銘柄を探し、好業績が見込まれる株を売買するという堅実なもの。 「最近は『国策銘柄』に焦点を当て探すことが多いです。国策銘柄は『国家の存続や繁栄に不可欠な課題を解決する企業群』のこと。直近の国策テーマはAI、半導体、防衛、電力インフラ、データセンターなどに注目が高まっています。ウクライナ戦争、アメリカのイラン攻撃など地政学リスクの高まりもあります。高市政権は『責任ある積極財政』のもとで、単年度の限定的な予算ではなく複数年間にわたる大規模な投資を行う公算が高まっているのです」 株式投資では「国策に売りなし」という格言もある。国の大きな政策である経済政策や財政出動、法整備などの追い風を受ける企業の株は売却せずに積極的に購入すべきという意味だ。国策銘柄を探すとき、結喜氏には注目している資料があるという。 「それが『骨太の方針2026』です。政権が目指す中長期的な経済財政運営方針や、翌年度の予算編成に向けた政策の優先順位や方向性など国の重要なロードマップが示されます。現在、原案が示されて今後の閣議決定に向けて調整が進んでいる段階ですから、2026年後半の市場テーマを先回りして考えるにはうってつけの資料です」 「骨太の方針2026」の目次、2章には「強い経済の実現」「強い外交・安全保障の確立」「国民の安全・安心の確保」といったテーマが書かれている。このテーマから探して銘柄に落とし込んでいくのだ。今回は結喜氏が注目している2つの銘柄に焦点を当ててみたい。 続きを読むには会員登録(無料)orログインをしてください。※ログイン後も下記のボタンは表示されます
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『骨太の方針2026』から見えてきた銘柄とは?

ただ、単純に「骨太の方針2026」に書かれたテーマだけで銘柄を探し、売買することはないと結喜氏は語る。 「政府の資料でテーマが発表されると、市場では思惑で買われることがあります。その後、予算が付き、制度が発表され、発注や受注が具体化してくると実際の企業業績にも繋がる可能性があります。政策テーマを確認しながら、業績や受注状況を見て、チャート上でも市場の資金が入っているのを確認するのです」 チャートの形を見て「単純な右肩上がりで伸びているから買い」ではなく、きちんと底打ちのサインが出ているかを見ると売買のポイントも見えてくるそうだ。
三菱重工(東P・7011)

三菱重工(東P・7011)

「チャートの形を含めて銘柄分析をすると、三菱重工(東P・7011)とNEC(東P・6701)が面白そうです。三菱重工は防衛、宇宙、エネルギー、造船、インフラなど国策の防衛や安全保障のど真ん中銘柄。直近では中東情勢を巡りやや軟調に推移してます。チャート上を見ると、安値と安値を3つ付ける逆三尊で、直近高値から急落時安値までの半値戻しにあたる4,600円台を目指せると、次は高値をブレイクできるかという展開も見えてきます。
NEC(東P・6701)

NEC(東P・6701)

NECもサイバー防衛や宇宙、通信、官公庁DXの切り口で注目されていますが、2026年1月~2月にかけて大きく下げていました。高値圏にあり決算への期待が膨らんでいたなかで、3Qの業績の鈍化が意識され、AIによるSIer収益への懸念も重なり、売られたと見ています。ただ、個人的には下げ過ぎだった印象です。業績面は引き続き堅調です。チャート上では2番底から、やや変則的ではありますが、安値と安値が『W』字を描くダブルボトムを描きつつある。こちらも前回高値から安値までの半値戻しにあたる4,900円を超えてくると、大きく伸びる展開が考えられます」 「骨太の方針2026」から考えれば、三菱重工は「国策銘柄の本丸」、NECは「次世代の安全保障インフラ」とも言える。この観点で2つの銘柄のチャートを見ていると市場の動きもまた違って見えるかもしれない。<構成/上野智(まてい社)>
個人投資家・一級建築士/工学修士 建築設計事務所勤務を経て独立。 空間建築デザイン業務と並行しながら、個別株を中心に資産運用を実践。不況により事業が厳しい状況に追い込まれる中、趣味で続けていた投資が経営の立て直しに大きく貢献し、億トレーダーの仲間入りを果たす。個人投資家グループや証券会社などからの講演依頼も多く、四半期成長率を重視した銘柄選定と、チャート分析に基づく論理的な売買手法に定評がある。著書『四半期成長率とチャート分析』(パンローリング社刊)は2024年ブルベア大賞を受賞。ラジオNIKKEI『きらめきの発想』準レギュラー。 パンローリング主催『ファクター分析投資スクール』担当講師。 X(旧Twitter):@tarouyuuki0322
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