更新日:2026年09月13日 16:35
仕事

「エロで稼いだ総額は10億円超」るるたんが語る驚きの稼ぎ方。「自分の権利は自分で握っておきたい」

 デリヘル、同人AV、写真集、撮影会、浅草ロック座への出演……自らの「エロス資本」を最大化し、SNSの総フォロワー130万人を数えるアダルトインフルエンサーとして活躍する、るるたん。「欲望マーケッター」として注目される彼女が、鈴木おさむ氏との共著『るるたん・おさむの欲望のKPI』(扶桑社新書)を上梓した。『週刊SPA!』で連載「エロス資本論」を開始した作家・橘玲氏が、るるたんと対談。エロス資本への目覚めや、収益最大化のためのマーケティング手法に迫った。

自分を俯瞰しながらキャラクターをプロデュースする

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都内某所で行われた対談は、熱を帯び、2時間近くに及んだ

橘玲(以下、橘):るるたんは、風俗というビジネスの仕組みだけでなく、SNSのプラットフォームの仕組みをリバースエンジニアリングして、「こうすればエンゲージメントが上がる」とハックするのが好きなんじゃないですか。 るるたん:好きですね。私の場合、いい意味で自分のこだわりがあまりないんです。SNSで失敗する子と話していると、「これがやりたい」という自分の答えを強く持っていることが多いんですよね。でも私の場合は、自分が微妙だと思うメイクでも男性がいいと言ってくれるならそれでいい。整形をしないのも同じ理由で、自分への執着がないんです。だからこそ、自分のこだわりを捨てて「とにかくバズらせること」に集中できたのだと思います。 橘:お話を聞いていて感じたのですが、ご自身と「るるたん」というキャラクターの間に距離がありますよね。「るるたん」という存在をどこか突き放して、一個のキャラとしてプロデュースしている印象を受けます。 るるたん:そうですね。ふたつの人生を同時に歩んでいるような感覚があります。学生時代に人生が上手くいかないと気づき、太宰治が好きだった影響もあって、素の自分とは別に、別の自分をつくって登校していたんです。その存在に源氏名という形で初めて名前がついて、役割としての自分を可愛がれるようになってから、素の自分との上手な距離感が掴めるようになり、生きやすくなりました。 橘:私はもともと編集者で、「橘玲」もペンネームなんですが、やはり「橘玲」というキャラを編集している感覚なんです。このキャラクターに次に何をさせたら面白いかを常に考えているところが、ちょっと似ていると思いました。それにペンネームだと、SNSで批判されても「自分のことじゃないし」と思える(笑)。 るるたん:楽しいですよね。私もちょうどいい距離感です。

エロス資本による売り上げは10億円超

橘:女性のエロス資本というのはだいたい17、18歳ぐらいから目立ち始めて、20代でピークを迎え、そこから少しずつ価値が下がっていきますよね。これは女の子たちがみんなわかっている。だとすれば、自分がそのピークにいる間にエロス資本をどうマネタイズするか、収益を最大化するかという発想になるのは、経済学的にはきわめて合理的ですよね。 るるたん:そうですね。今は風俗をやっていることに、まったく後悔がありません。ただ、これだけ楽しくて、お客様のことも大好きな今の自分が、いつか風俗をやってしまったことを後悔する日が来るかもしれない。その後悔をなくすための対策が、お金だと思います。人に迷惑をかけずに済むという未来への安心感や、大切な人が病気になったときにお金を払える安心感。そういうものを買うためのお金を貯めておけばいいと考えました。そこで始めたのが同人AVです。 橘:なぜ同人AVだったんですか。 るるたん:風俗の単価を上げるということもしました。ただ、これ以上単価を上げるのは少し気持ち悪いなと思うようになって、それならSNSで自分の価値を高めて、同人AVを販売しようと考えたんです。同人AVはメーカーではなく、個人が撮影して販売する形態です。業務委託の方はいますが、私が出演するのはもちろん、企画から制作、価格の決定まですべてひとりでやっています。同人AVのおかげで、今までにエロで稼いだ総額は、たぶん10億円を超えているのではないでしょうか。もちろん税金を払うので、そのまま全部残るわけではありませんが。 橘:普通のサラリーマンが40年頑張っても、生涯収入は3億から4億円ですから、ものすごい金額です。 るるたん:そうなんです。だから、1億円でも手元に残っていれば、バイトをしながらひとりで生きていけますよね。そうなれば、もうエロス資本がなくても、他人に迷惑をかけずに生きられる。そのために最大化を目指してきたので、もう利確した感覚です。 橘:権利にしても収益にしても、自分でコントロールできるようにするという発想がすごい。 るるたん:大学で知的財産を学んでいて本当によかったです。特に自分の権利を他人に握られることの怖さは、かなり勉強しました。すごく優秀なエンジニアが会社で何千億円も利益を生む技術を開発したのに、本人にはボーナスが少ししか入らないという話を聞きましたから。だったら、自分の権利は自分で握っておこうと思ったんです。
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図解を交えて談笑する橘氏

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同人AVは「ロングテールの仕事」
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作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。編集者を経て、’02年に国際金融小説『マネーロンダリング』で作家デビュー。同年刊行の『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』がベストセラーとなり、以後、金融、投資、社会制度、人生設計などをテーマに幅広く執筆活動

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るるたん・おさむの欲望のKPI 『るるたん・おさむの欲望のKPI』

生半可なビジネス書より、
るるたんの「戦略」を読め。

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