更新日:2026年09月26日 12:19
スポーツ

<スプリンターズS>ルメール騎乗でもスターアニスは危険な人気馬?「G1・26連敗」の“不吉なジンクス”

 9月27日、中山競馬場で秋のG1シリーズ開幕戦となるスプリンターズS(芝1200m)が行われる。今年は上位人気が予想される3頭に、興味深い共通点がある。  パンジャタワー、スターアニス、フリッカージャブ。いずれも松山弘平騎手が主戦級として手綱を取ってきた馬だ。
スターアニス

スターアニス 
写真/橋本健

 パンジャタワーは昨年のNHKマイルCを含め、これまで11戦中9戦で松山騎手が騎乗。スターアニスはデビューから前走オークスまで全6戦でコンビを組み、フリッカージャブも現在の3連勝はすべて松山騎手とのコンビで挙げている。

松山弘平騎手からの乗り替わり馬はG1で26連敗中…

 ところが今回、松山騎手が騎乗するのはパンジャタワー。スターアニスはC.ルメール騎手、フリッカージャブは西村淳也騎手へと乗り替わった。  そこでJRAの平地G1における「前走・松山騎手」からの乗り替わりを調べてみると、少々不気味な数字が浮かび上がった。  前走で松山騎手が騎乗し、次走のG1で別の騎手に乗り替わった馬は、2023年日本ダービーのタスティエーラを最後に26連敗中なのだ。  もちろん、この26頭には二桁人気の伏兵も多く、「松山騎手から乗り替わったから負けた」という因果関係を示す数字でもない。  ただ、人気馬なら大丈夫だったというわけでもない。2023年のマイルCSでは3番人気ソウルラッシュが2着に入った一方、その後も上位人気馬を含めて勝利には届いていない。

不吉なデータに該当するスターアニスとフリッカージャブ

 今回、この26連敗に該当するのが、スターアニスとフリッカージャブだ。  後者は鞍馬S、北九州記念、セントウルSと3連勝中。そのすべてで松山騎手が手綱を取ってきた。勢いならメンバー屈指だが、この馬には他にも少し気になるデータがある。  過去10年で前走を勝ってスプリンターズSに出走した33頭は、【4-3-3-23】。決して悪くないが、4勝はすべて2020年以前だった。つまり、直近5年に限れば15頭が挑んで、【0-2-1-12】と勝ち馬が出ていない。前走を勝って勢いがあるから素直に買えばいい、というほど簡単ではなさそうだ。

スターアニスに重なる不安材料

 そしてそのフリッカージャブ以上に、疑ってみたいのが3歳牝馬のスターアニスである。  同馬は阪神JFと桜花賞を制したG1・2勝馬で、能力はここでも上位だろう。1200mの距離でも昨夏の小倉未勝利を7馬身差で圧勝している。父ドレフォンは米国の短距離G1勝ち馬で、母エピセアロームもセントウルSなど芝1200mの重賞を2勝。むしろマイルより1200mの方が強い可能性もあるだろう。  それでも、今回はさすがに条件が変わりすぎる。  前走オークスの2400mから、距離は一気に半分の1200m。この距離は昨夏以来で、古馬との対戦もスプリントG1も今回が初めてとなる。さらに約4か月ぶりの実戦で、中山も初。鞍上もC.ルメール騎手との新コンビだ。  さらに週末の雨も気になるところ。スターアニスはここまで6戦すべてを良馬場で走っており、仮に道悪となれば、これも実戦では経験したことのない条件になる。  1つや2つなら能力でまとめて吹き飛ばしてしまうかもしれない。それでも、ここまで不安材料が重なる人気馬なら、穴党としては手を出しづらい。  最終追い切りではいい動きを見せており、状態面に大きな不安があるわけではない。ただ、人気になるようなら今回は他の馬から入りたい。
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狙いたい“激走候補”は…
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競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。競馬情報サイト「GJ」にて、過去に400本ほどの記事を執筆。

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