クリスマスの夜に、仰天ニュースが全米を駆け巡った。 　来季から東北楽天ゴールデンイーグルスの新戦力として入団が決まっている、元MLBのスーパースター、アンドリュ・ジョーンズ外野手が、夫人への暴力容疑で逮捕された。 　1996年のセンセーショナルなデビューで全米中の注目を集めたジョーンズは、今季限りで引退したチッパー・ジョーンズ内野手と共に、名門アトランタ・ブレーブスの黄金期を支えた正真正銘のスーパースターだ。 　特に、1998年から2007年まで10年連続でゴールデン・グラブ賞を受賞した守備力は、あの全盛期の新庄剛志氏の守備力を以てしても「SHINJOはAJ（ジョーンズの愛称）の次に上手だね」と言われるほどの名手だった。 　聖なる夜のハプニングは、全米中の主要メディアにも大々的に報道された。 　世界最大級のウェブサイトYahoo！では事件から一夜明けた26日もTOPトレンディングにランクインした状態。ESPNやFOX SPORTSなどスポーツ番組ではもちろん引き続きトップニュースだ。 　報道によるとジョーンズは、クリスマス当夜の25日午前1時30分に通報された模様で、午前3時45分に逮捕。その後、保釈金2,400ドル（およそ20万円）を支払い午前11時には釈放された模様。 　楽天といえば、三木谷氏がオーナーを務めるJリーグ神戸でも、過去にトルコの大物選手イルハンを獲得したものの、わずか3試合の出場でクラブに無断で帰国という苦い過去がある。奇しくも今回のジョーンズの年俸は、イルハンと同額の3.5億円とか……。 　三木谷オーナー率いるチームは、海外大物助っ人と相性が悪いのか？ ＜取材・文／NANO編集部＞ 海外サッカーやメジャーリーグのみならず、自転車やテニス、はたまたマラソン大会まで、国内外のスポーツマーケティングに幅広く精通しているクリエイティブ集団。「日刊SPA！」ではメジャー(MLB)・プロ野球(NPB)に関するコラム・速報記事を担当