「ソソるブス/ソソらないブス」はどこが違うのか?
女性にははなはだ失礼な話なのだが、決して美人ではない、いやむしろ不美人の部類に入るのに、妙にムラムラきたという経験は、男なら一度くらいはあるだろう。
果たして、「ブスなのに妙にソソる」タイプとは何なのだろうか?
顔研究家の池袋絵意知氏は「ソソるブス」についてこう分析する。
「男性が見て“ヤレる”、“ヤリたい”と思う顔は、(ブスとはいえ)かわいらしい・愛おしい・癒される、という要素のある顔です。“女っぽい”、“赤ちゃんみたいな”、“ペットのような”がキーワード。美人でなくてもこのタイプの顔ならば、ヤレる判定をされやすいでしょう。具体的には丸い輪郭、低い鼻、タレ目、眉間や目と目の間が離れている、など。どれも男の保護本能をくすぐる顔と言えます」
では、逆に“ヤレない”顔はどういったものなのか。
「ヤレるブス顔の真逆の要素である“男っぽい”、“老けた顔”、つまり“おっさん顔”です。例えば、ハリセンボンの近藤春菜さんは典型的なおっさん顔相。ガッシリした骨格に脂が乗った輪郭で、直線的に横に長い口をしていて、自身もモノマネしている角野卓造さんや、カンニングの竹山隆範さんを連想させます」
この「おっさん要素」以外にも、次のような要素が「ヤレないブス」を印象づけるパーツとして挙げられるという。
「観相学的には“肌がカサカサで汚い”、“歯並びが悪い、歯が汚い”、“への字口”といった要素も“ヤレない顔”です。への字口に関しては、美人がやると困っている印象を人に与えて“助けてあげよう”となるのですが、ブスがやると“不満口”になってしまいます。これらの特徴は、観相学的にも不運とされています。キャラクターで言えば、タレ目でおっとりとしたガチャピン顔は“ヤレる”と思う人が多く、口がへの字で、顔全体の造形がおっさんっぽいムック顔は“ヤレない”と思う人が多いでしょうね」
顔面から運気の悪そうな空気を感じ取って、本能的に“ヤレない”判定を下してしまうのだろうか……。
1/15発売の週刊SPA!「ブスだけど[ヤレる/ヤレない]の境界線」では、この不可思議な境界線について検証している。
【池袋絵意知氏】
観相家、顔研究家、顔面評論家。著書に『最強 モテ顔講座』(オークラ出版)など。
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