氣志團・綾小路 翔「たぶん、僕はコスプレイヤーなんですよ」
※1/29発売の週刊SPA!「エッジな人々」では、綾小路 翔が氣志團の今後や「設定変更」について多いに語っている。 <本誌構成/高岡洋詞 撮影/佐粧俊之 再構成/SPA!編集部>
活動休止を経て2009年に「復活」して以降、バンドとしての充実度を増していく氣志團。昨年はドラマーの白鳥雪之丞が左手の負傷で戦線離脱するなど、試練は容赦なく襲ってくるが、アイデアとガッツでいくつもの逆境を乗り越えてきた彼らのこと、必ずひと回り成長した姿を見せてくれるに違いない。
だが、結成15周年のメモリアルイヤーを経てもなお、團長の綾小路 翔は「俺たちはつくづくスターにゃなれないよな」と語っている。果たして、その真意とは?
「僕は、ステージに上がるのは特別なヤツじゃなきゃダメだって気持ちが強くて、“ただの俺”は上がっちゃいけないと思っているんです。その代り自分の中のスーパースター像はあったので、それになるために学ランとリーゼントが必要だったんでしょうね」
確かに、氣志團のほかにも、綾小路 翔はDJ OZMAや矢島美容室のナオミなど、何者かに扮する機会が多かった。
「たぶん、僕はコスプレイヤーなんですよ。素の自分では何もできないけど、これになるんだと思うとやりきれる。自分の中の綾小路像、OZMA像に共通してるのは、『そこらへんの普通の兄ちゃんなんだけど、とにかくハートが強くて、いつも笑顔を絶やさない、ピンチに追い込まれてもユーモアを忘れない』といったワーキングクラス・ヒーローみたいなイメージなんです」
「俺たちには特別な才能も何もない。気力と体力だけだ」と綾小路は常々語っている。
「でも、世の中にいるのは僕みたいなヤツがほとんどだと思うんで、彼らに勇気を与えたいんです。例えば、僕がアイドルとキャンダルを起こしたら、そこいらの連中も『あいつがいけるなら、俺でもアイドルと付き合えるんじゃないか?』って勘違いしてくれるんじゃないかと。勘違いってエネルギーなんです。僕がそうだった。だから妙な使命感を持っていたりするんです」
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