アメリカ株は「復活した金融銘柄」がアツい

アベノミクスで続々と億超えトレーダー、通称「億り人」を輩出している日本株市場。海外に目を転じてみると、アメリカも景気回復で激アツだった……。リーマンショック以降、ダウは毎年10%以上の成長を遂げ、今年もさらなる躍進が期待できるのだ!【後編】

⇒【前編】NYダウも激アツ!1万6000ドルも射程圏内
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◆個別の銘柄は金融、ハイテクに大注目!?

 アメリカ株は全体的に好調なので、NYダウ平均全体に投資してもいいだろう。しかし、より高いリターンを得るなら個別株だ。

「まずは金融です。リーマンショック以降で一番落ち込んでいたのが金融ですが、現在、不動産市場が好況ですから、真っ先にその恩恵を受けています。バンク・オブ・アメリカ(以下、バンカメ)やシティグループなどが筆頭。特にバンカメは『カントリーワイド』という不動産金融会社を’08年に買収している。リーマンショック時は不良債権でしたが、不動産の状況が改善したので、それらが優良債権になりつつあります」

⇒【グラフ】バンク・オブ・アメリカの株価
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バンク・オブ・アメリカ

アメリカ最大の民間金融機関。カードサービス、消費者不動産サービスなど事業は多岐に亘る。「金融銘柄ならシティグループもいいですが、バンカメが一番手でしょう」(堀古氏)

 ババを掴まされたと思ったらそれが化けて、一発逆転満塁ホームランというわけだ。

「シティグループも業績が上向いており、もうひと伸びきそう。保険大手のAIGなどもアリ。AIGもリーマンショックの際にかなり危ないと言われていましたが、FRBから融資を受けてしのいだ。当時は、住宅価格の低下などで損失を出していましたが、乗り越えた今は、もともと超高収益体質の会社ですから魅了的です」

 そして、何といっても大きく経済が伸びていくときにはハイテク銘柄の成長も欠かせない。

「アップルやグーグル、マイクロソフトなどのハイテク銘柄を見てみるとまだまだ、バリュエーションが安いですね。アップルはPERがまだ10倍前後ですから、十分割安。また、『スティーブ・ジョブズ亡き後は迷走している』と揶揄されますが、まだ比較的高成長が期待できる銘柄だと思います」

⇒【グラフ】アップルの株価
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アップル

昨今の株価は500ドルを下回っているが、堀古氏イチオシ。「経済が伸びていくときはハイテクがけん引役になるもの。現在のアップルのバリュエーションは安いのでオススメです」(堀古氏)

 オバマ大統領が2期目に入ったことで実施された配当税率の見直しもテーマになるという。

「今まで15%だった税率は昨年末に最高23.8%に決まりました。増税なのでネガティブなニュースに見えますが、予想では最高43.4%になる可能性も取り沙汰されていた。結果的には思ったより税率が低く抑えられたので、多くの株を取引する富裕層はホッとしていると思います。そういう意味では、高配当銘柄もオススメ。昨年は『配当税率が上がるかも』という予測で買い控えが起きていた高配当銘柄は注目されるはず。例えば、通信業者のベライゾンなどが高配当銘柄ではいいですね」

 イケイケの日本株もさることながら、アメリカ株でもひと儲けが期待できそうなのだ。

⇒【グラフ】ベライゾンの株価
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ベライゾン

アメリカでのシェア1位である大手通信業者。今期の決算では増配も予想されている。「高配当銘柄ではベライゾン。ベライゾンの株を持つ英ボーダフォンも高配当が期待できます」(堀古氏)

【堀古英司氏】
ファンドマネジャー、ホリコ・キャピタル・マネジメントLLC最高運用責任者。米国株式を中心に運用し、米国株の事情に詳しい。氏のファンドは楽天証券で購入可能

― NYダウも激アツ!1万6000ドルも射程圏内[アメリカ株]の儲け方【2】 ―




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