団野村氏が語る「WBCについての疑問点」
野茂秀雄をメジャーに送り出し、一躍“日本球界の嫌われ者”となった団野村氏。その後も伊良部秀輝、ダルビッシュ有、そして藤川球児という才能を送り出してきた。選手の希望を聞き、納得する球団へ橋渡しする、そのタフさと繊細さを持ち合わせた仕事術や交渉術について、3/12発売の週刊SPA!「エッジな人々」にてインタビューを受けている。
その中に、現在、大きく盛り上がっているWBCについて、団氏が語っている部分があるので、紹介しよう。
――WBCのボールは滑るといいます。それでメジャーで通用するかどうかを見極めることは可能なんでしょうか?
団:(腕組みして困ったような表情で)僕はメジャーのボールが滑るとは思わないです。野茂さん、伊良部さん、ダルビッシュさんがそんなことを言ったのも聞いたことがありません。ほかの国の選手が言っているのも耳にしたことはないですね。ボールが滑るというのはうまくいかなかったときの言い訳にすぎないと思いますよ。
――WBCについては、開催の意義なども疑問視されています。
団:世界一を決めるという、大会のコンセプトはいいと思うんです。ただ、選手がケガをしたときの補償はどうするんだと。NPBには、メジャーと違って故障者リスト制度がないんです。だからケガをしたらFAの権利が遠のく。これは選手にとって死活問題です。そうした条件改善をすることなく、選手会がWBCの参加を認めたことは疑問ですね。
※本誌のインタビューでは、団氏がメジャーに連れて行った選手たちや、ある外国人選手を巡る争奪戦の模様などが、多いに語られている。野球ファンならば、ぜひ読むべし!!
<本誌構成/田崎健太 撮影/中村治 再構成/SPA!編集部>
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