32歳の処女ナース、天才ブロガー加藤はいねの“泣き笑いブログ”が話題
「泣ける」という言葉が売り文句になったのは、セカチューこと『世界の中心で愛を叫ぶ』(2001年の小説、片山恭一著)あたりからだろうか。以来、小説、映画、アニメ、漫画etc.で、「泣ける」ものがヒットするようになった。脳生理学者の有田秀穂氏によると、「『情動の涙』には、高い抗ストレス作用があります。週末に、好きな作品に触れて涙を流す“週末号泣”を行うだけでも、充分効果はある」と言う。
とはいえ、同じ「泣ける」中でも、いかにもお涙頂戴のものと、目利きも思わず涙する名作とがある。3/26発売の週刊SPA!「鉄板で泣ける名作40選」では、各界のクールなプロレビュアーが、自分が男泣きした名作を涙目で紹介する。
コンテンツの多様化で、従来の映画・小説等に限らず、泣きのジャンルもいろいろ出てきている。例えば、アイドルDVD。ステージを観て泣き、それを収めたDVDでもう一度泣く。アイドルライター・放送作家のエボドルさんが泣いたものの一つが、『TOKYO IDOL FESTIVAL 2010』のDVDだ。これは、2010年8月7日~8日に品川で行われたアイドル祭りで、ももいろクローバー、アイドリング!!!、さくら学院、東京女子流、バニラビーンズ、腐男塾、YGAほか45組のアイドルが参加している。このDVDに収められたももクロのライブは、涙腺の崩壊が必至だと言う。「特に『走れ!』での百田夏菜子の表情は必見。ももクロブレイクの瞬間は、間違いなくココです」(エドボルさん)。
また、Youtubeに投稿された動画やブログも、泣けるものが多数ある。ネットウォッチャーとしても有名なヨシナガ氏(ブログ「僕の見た秩序。」運営者)が挙げた中で、異色なのが、天才ブロガー・加藤はいねさんのブログ。「非モテ女子のイタすぎる体験を、圧倒的文才で綴っている加藤はいねのブログは、大いに泣き笑いできると思います」(ヨシナガさん)。
現在32歳・処女らしき謎の看護師・加藤はいねさんのブログ「私の時代は終わった。」等は、数年前から密かに話題になっていた。あまりにも面白いので、SPA!が作る女性サイト「女子SPA!」で連載をお願いし、「女の塊」という連載がスタート(http://joshi-spa.jp/spa_comment_people/haine)したばかり(編集部でも彼女の正体はまったくわかっていない)。10年好きな男に通算5回告白して6回フラれた話(「私の時代~」)や、フラれた夜に一人で墓場に行った話(女子SPA!)など、爆笑しつつも切なくなる不思議なコラムである。加藤はいねさん、あなたは一体なにものですか? <文/週刊SPA!編集部>
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