LinQメジャーデビュー記念インタビュー「お客さんがメンバーより少なかったこともあった」

 女性アイドルグループ全盛の波に乗り、九州より東京への進出を果たしたアイドルグループ・LinQ。4/17にメジャーデビューシングル『チャイムが終われば』が発売され、同日、30人のメンバーを15人ずつに分け、福岡と東京2ヶ所同時に発売記念イベントを行った。発売記念イベント後、LinQから代表して一期生の3人に話を聞いた。 ⇒発売記念イベントの様子はコチラ
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――メジャーデビュー当日を迎えましたが、いまの気分はどうですか?
LinQ,姫崎愛未,坂井朝香,松村くるみ

左から姫崎愛未、坂井朝香、松村くるみ

松村:まだなにが変わったんだろうって、まったく実感がないです。でも、私的にメジャーだと感じたのはケータリング。飲み物も炭酸飲料やお湯とかコーヒーもあるし、興奮しますね。 坂井:私もあんまり実感がなかった。今日が4/17って感じもしないんですけど、やっぱりくるみさんが言ったとおり、お弁当がすごかった。お昼と夕方が別に用意されてたり。 ――食べ物の話題が多いですね。いままではどんなだったの? 坂井:今までも良くしてもらったんですけど、種類は選べなかったので。ただLinQは雑草アイドルとして頑張ってきたから、これから有名になれたとしても普通に電車に乗ってイベント会場に来たいし、メジャーデビューしたからってあまり変わらないでいたいです。
姫崎愛未

姫崎愛未

姫崎:メジャーデビューが決まってからはテレビでの露出が増えました。メジャーが決まってから、いままでは出れなかった番組に出させてもらったり、テレビのなかで見てた有名人さんにたくさんお会いできたりしました。そういうところからだんだんと自分ってメジャーデビューするんだなっていう実感がわいてきてました。 坂井:今日もたまたまテレビをつけてたら「PON!」の天気予報のなかで、MVが流れてたんです。そういうのを見るとメジャーデビューしたんだって、本当に思います。パッとつけた時にLinQがいたら、“オッ”ってなりますよね。めっちゃ目が覚めました。 松村:知り合いからも今日、東京の地下街で流れてたよとか、有線で流れてたよとか言われて、そういうの聞くと、これがメジャーかって思いますね。 ――そんなデビューシングル発売当日に福岡・東京同時中継ライブを行ったわけですが、いかがでした?
松村くるみ

松村くるみ

松村:めっちゃ泣きそうでした。実は私ずっとNTT西日本さんに行って、これの打ち合わせをしてたんですよ。最終的にこんな感じになるとは思っていなくて、すごいなって感じました。めちゃくちゃ感動しましたね。 ――協力してたっていうのは? 松村:NTT西日本さんの福岡支店に行って会議室にNTTの人がいるなかで、大阪本部と回線を繋いで、『カロリーなんて』を踊ったり、一緒にカラオケで歌ったりして、テストをしていて。地味に裏方で動いてたんです。 坂井:私も、普通にテレビのモニターとかでやるのかなと思ったんですけど、ニコファーレって、壁が全てスクリーンじゃないですか。もう後ろも前もどこ見ても映像で、ホントにすごいなって思った。言葉とかも遅れてないで本当にちゃんと福岡と繋がってるから、一緒にライブが出来るのがすごい嬉しい。 ――画面見てると福岡の動きって気になりません? 全員:めっちゃ気になります(笑)。 ――福岡と合わせるのが大変そうでしたが? 坂井:映像はちょっと遅れる場面もあったんですけど、歌とか声は一緒だからあまり気にならなかったです。 ――姫崎さんはイベントをやってみてどうでした? 姫崎:そうですね。LinQは今日がちょうど二周年だったのですが、それをこんな形で迎えられるなんてすごいビックリです。福岡には画面で覆われているようなステージはないので、さすが東京だなって思いました。あと、ドワンゴさんってニコニコ動画とかをやってて、映像に関することが本当にすごかったです。今回はニコ生で配信されてたので、ファンのみんながネットでも参加して一緒に盛り上げてくれました。 ――姫崎さんはネット好きですもんね。 姫崎:大好きです。ニコ動大好き。 ――むしろコメントする側に回りたかったのでは? 姫崎:8888888っていっぱい打ちたかったです。 ――二周年という話があったんですが、一期生として二年間駆け抜けてきた思いっていうのはどうですか? 松村:どうですかね。始めた時のことを考えると辛かったですね。
坂井朝香

坂井朝香

坂井:本当にそうです。間違いないです。 松村:今は本当に恵まれてるなって思います。最初の頃、メンバー全員でステージ立てなかった。うまいコとか先生が決めたコが出てたので、一期生はみんな悔しい思いをしたと思います。DVDで『LinQ ZERO』っていうのが出てるんですけど、初期のころを見ると相当悲惨なんです。 坂井:ほんと悲惨……。 松村:これでデビューしたの? これでいいの? お客さんにわるいでしょ、みたいな。それから考えたら、うちらホントに頑張ったんだなってのを実感するんです。この二年間は無駄じゃなかったなっていうのを今は感じます。 姫崎:ほんと最初のデビューから考えたら、まさかここまで上り詰めることが出来るとはです。すごいなLinQって、自分もいるのに思います。最初ほんとに田舎から出てきたコたちだったのに短いスパンでここまでたどり着けてすごいです。 坂井:ダンスも初心者だったし、なんか全てが初心者なんですよ。一期生は一か月で全員デビューしたんですけど、一か月で10曲覚えなくちゃならなくて。それが毎日怒涛のレッスン。行きたくないって思うくらい本当にきつくて……、行かなきゃみんなよち遅れるんでむっちゃ頑張ってきた。一期生はデビューした次の公演がお客さんがメンバーより少なかったこともあったんですよ。そんなこともあって、話し合いながら、一年間はむっちゃすごく頑張った。次の一年はあっという間に終わった感じです。 松村:物販とかも一人も来ない日とかありましたよ、普通に。 坂井・姫崎:ありました。 松村:今はもうね。恵まれているというかLinQもやっとこれからだなって思える。 坂井:スタッフさんもいい人ばっかりで、すごい人が全員集まってくれて、ホントに恵まれてるんです。 ――メジャーデビューは果たしましたが、今後の目標は? 松村:メジャーデビューしてからオリコンランキングとかで取り上げられて、いい結果を残したい。もっとテレビに露出できるようになって、たくさんの方にLinQのことを知ってもらいたいなって思います。アイドル好きって?って聞かれたら、LinQ好きって言われて、みんながLinQ知ってくれてるような存在になりたい。三年目に入るので、今年は知らない人はいないってくらいになれたらと思います。 坂井:私は、今、すごくいろんな人にお世話になっていて、その恩返しするのは有名になることだと思う。だから、恩返しのためにも自分たちもためにもLinQが売れて、三年目は電車とかで移動してたら、「あれLinQじゃね」って言われるくらいになりたい。今は気づかれないので、少しは気づかれたいって思うしファンも増やしていきたい。 姫崎:LinQの良さは“Love in 九州”ってことでみんな九州のコが集まってできたグループなので、もちろん東京に来て、デビューしてテレビとかに出て、知名度を上げつつもLinQを通して九州の良さを知ってもらうっていうのが一番だと思ってます。名前を広めつつ、遊びに来てもらって、九州も盛り上げていきたいなって思います。  メジャーデビューは果たしたが、これからも雑草魂や九州愛といった初心を忘れず頑張っていってもらいたい。 LinQ,姫崎愛未,坂井朝香,松村くるみ<取材・文/日刊SPA!取材班 撮影/菊竹規>
チャイムが終われば(初回限定盤A)

メジャーデビュー第1弾シングル!

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