今や副業は珍しくない時代だが、美女として生まれてきた女性たちはどうか。本来なら、その顔をウリにした仕事を正業としてもよさそうなものだが、彼女たちは普段、OLとして働きつつ、副業としてモデル、アイドル、キャバクラなどを続けている。その事情を彼女たちに思い思いに語ってもらった ◆収入の高い看護師をやりつつお金にならない活動を兼業 ●藤堂はなさん（アラサー） 【本業】看護師 【副業】地下アイドル 【副業月収】実質0円 アリス・マーブル学園のメンバーを経て、現在はソロアイドルとして活動。キャッチコピーは、「みんなの心のはんなり天使」。正看護師のほかに、保健師や着物着付け講師の資格を有する 　　＊　　　＊　　　＊　　　＊　　　＊　　　＊ 　現在は空前のアイドルブーム。なかでもライブハウスを中心に活動する地下アイドルには、趣味半分、本業を持つコも少なくない。アイドル歴3年の藤堂はなさんも「本業は看護師。今は高齢者向けの福祉施設で働いています」と話す。 「活動を始めたのは友達に引きずり込まれたからなんです。それにまさか私がアイドルになるとは思ってもいませんでしたし（苦笑）」 　そんな友人らと結成した地下アイドルグループ「アリス・マーブル学園」はわずか1年で解散。当初は本業に専念するつもりだったが、ソロ活動を開始。 「悩みましたがインターネット番組の準レギュラーが決まったり、ファンや周囲の関係者から活動を望む声があったんです。でもソロはグループより大変です」 　現在はソロ活動に加え、元祖アキバ系パフォーマー「FICE」のバックダンサーも務めており、週3～4日はステージに立つほどだ。 「勤務後にライブって場合も当然あります。そんな日は時間がないのでアイドルの衣装の上にコートを着て会場に向かいます（笑）」 　地下アイドル活動は勤務先には秘密。今後も打ち明けるつもりはなく、「きっとよく思わない人もいるから」と理由を明かす。 「そもそも堅い職場ですし、正社員だと迷惑がかかるといけないので、雇用形態もあえて非常勤の契約社員にしてもらっています」 　正社員になれない同年代も多いのに豪快である。ちなみに本業は月に20万円台後半。一方、アイドルとしてはチケット代や物販での収入はあるが儲けはないとか。 「イベント会場の使用料、ほかに衣装代やチラシ代、カメラマンにお願いした撮影代など出費も多いので……。それでもお客さんからお金をいただく以上、アイドルも看護師と同じくらい仕事という認識を持って取り組んでいます。できればアイドルとしての収入が全体の2～3割を占めるようになりたいですけど（笑）」 ＜私のビジョン＞ アイドルとしての収益を上げられたらいいな ⇒【写真】藤堂はなさんのライブ＆看護師姿はコチラ
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