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分譲建売、値切ったせいで近所から見下される日々

消費税率アップを控え、都心部で流行りの高層タワーマンションや、郊外のオシャレ住宅街の一戸建てに駆け込み需要が集まっている。しかし、そんな一生の買い物の先には、上層階の億ション住民の横暴や、先住民の陰湿なイジメが……。ご近所付き合いに悩む新住民たちによる、悲鳴交じりの証言を聞け! 【愛知県】名古屋市東部の住宅地 ◆購入額を値切ったせいで近所から見下される日々 新階級社会 今年3月、名古屋市東部の人気住宅エリアに念願のマイホームを購入した北山美和さん(仮名・37歳)。手に入れたのは、一度に5軒の一軒家が建て売りされたうちの1軒。売り出されてから半年が経過したこともあり、結果的に500万円ほど値切って購入したという。 「正直、内見に行ったときからほかの4軒の住民からの値定めするような視線は気になっていたんです。けれど、まさか私たちが値切ったことを知っていたり、運び込んでいた家具のブランドまでチェックされていたなんて……」  新生活を始めてすぐに、ご近所からの干渉が始まった。 「ほかの4軒の方も購入する際に我が家を内見しているんですよね。“あのソファは、あの部屋に置いているの?”と聞いてきたり、“せっかくのマイホームに、あの家具は置きたくはないわよね”とご近所同士で聞えよがしにうちの陰口を言ってきたり……」  彼女も極力関わらないように過ごしていたが、嫌がらせはエスカレート。 「駐車場前の共有部分にちょっと自転車が出ているだけで烈火の如く怒って苦情を言われたり、面と向かって“お宅は安く買ったんだからゴミ捨ても別でお願い”なんて言われたり、子供が遊んでいてほかの家の敷地にボールが入ったときなんて、住民総出で30分以上説教ですよ」  最近は車で15分の実家で日中を過ごし、寝るために自宅に帰っているそう。値切った500万円はずいぶん高くついたようだった。 イラスト/子原こう ― 憧れタウンに潜む[新階級社会]を追う!【5】 ―
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