今年のサッカーはJ2が面白い!レジェンドが集まりガチ勝負
2/25発売の週刊SPA!「[今年のサッカーはJ2が面白い!]これだけの理由」では、さらにラモス瑠偉監督への直撃インタビューから、芸能界屈指のJ2マニアとして知られる平畠啓史氏(DonDokoDon)によるJ2の味わい方も紹介している。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
今年もJリーグが開幕する。
今年のJ1は、セレッソ大阪に加入した10’年W杯MVPのウルグアイ代表・FWディエゴ・フォルランが話題になっている。日本代表に定着した柿谷曜一朗や山口蛍を追っかけるギャル“セレ女”という言葉を耳にする機会も増えた。さらには、6月にはブラジルW杯出場と’14年の日本サッカー界は熱気に包まれそうだ。しかし、サッカーはW杯やJ1だけではない。実は、J1よりJ2に面白そうな気配が漂っているともっぱらの話題なのだ。
なかでも、3月2日から始まるシーズンの注目はFC岐阜である。そもそも岐阜はお世辞にもサッカー熱がある土地とは言えないうえに、過去3年間の成績を見てもJ2で20位(最下位)、21位、21位(全22チーム)とまったく振るわず、近年は資金難に苦しみ、チームの存続すら危ぶまれてきた。ひょっとすると、このチーム名を初めて聞いたという人も少なくないかもしれない。ところが、そんな岐阜に今季、変化が起きているのだ。
◆ビッグクラブのような資金注入と補強の岐阜
財政難に陥っていたクラブを救ったのは金融・不動産業の持ち株会社Jトラスト社長の藤澤信義氏。クラブの赤字解消のため1億5000万円を個人的に融資すると、今後は法人として継続的な支援を行っていくという。岐阜出身とはいえ、何とも太っ腹な話である。
そして、その藤澤氏の推薦で、日本サッカー界のレジェンド、ラモス瑠偉が新監督に就任したほか、W杯出場経験のある元日本代表GK川口能活、MF三都主アレサンドロら大型補強を敢行。昨季まで長く低迷していたことを忘れたかのような「大補強」に薫田大二郎社長も「目標は10位以内」と鼻息も荒い。果たして、FC岐阜はイングランドのチェルシーのように、大金持ちのオーナーをバックに劇的な進化を見せるのか、注目を集めている。
こんなFC岐阜が、カズ(三浦知良)のいる横浜FCや柱谷哲二が指揮する水戸ホーリーホックと対戦するのだから、面白くないはずがない。
他にも、V・ファーレン長崎の監督は高木琢也、東京ヴェルディの監督はカズの兄でもある三浦泰年だ。“ドーハの悲劇”を知るサラリーマン世代にとっても、懐かしい名前が並ぶ。また、J1から降格したジュビロ磐田にはポーランドから戻った松井大輔が加入し、コンサドーレ札幌には小野伸二も加入予定である。東京ヴェルディには高原直泰、ジェフ千葉には森本貴幸などかつて代表でプレーした選手が多いのだ。
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