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「日本代表の生命線はサイドバックにあり」元日本代表・波戸康広氏

波戸康広氏

波戸康広氏

 いよいよ開幕するブラジルW杯。

 本田圭佑や香川真司など攻撃陣にタレントが揃う今回の代表だが、「日本代表の生命線はサイドバックにあります」と話すのは、元日本代表の波戸康広氏。自身もサイドバックとして活躍した波戸氏に、“プロの観戦術”を聞いた。

「W杯では、どのチームも中央エリアの守備を固めてきます。だから、まずはサイドの攻撃で主導権を握り、そこから中央を使いたい。サイドのスペースを一度使うことで、中央の本田のマークが空き、香川が中へと入って得点に絡むことも容易になるでしょう」

 日本の右サイドバックは内田篤人、左は長友佑都の先発が濃厚。なおこの2人はタイプが異なり、「『長友はボールを足元で受けてから一対一を仕掛けるタイプ』で、『内田はタイミングよくスペースを見つけて上がり、スピードを活かして相手を振り切るタイプ』。この違いは、日本の攻撃が長友のいる左サイドで形を作り、そこから右サイドへと展開するパターンが多いこととも関係があります。だから左サイドにボールがあるときこそ、右の内田の動きに注目してほしい。また、長友が突破を仕掛けたときは、右アタッカーの岡崎慎司の中央へと走りこむ動きも見どころ。そうやったボールを持たない選手の動きを見ると、サッカーがより面白く見えますよ」

 そのほかのサッカーを見る目を磨く方法を聞くと、「自分も監督の視点で考えるのが近道」だそう。

「監督になったつもりでスタメンを考え、それとザック(ザッケローニ監督)が選んだ11人を比べてみましょう。すると、『自分はこういう意図でこの11人を選んだけど、ザックはきっとこんな狙いでこのスタメンにしたんだろうな』と、自分の意図との違いから、ザックジャパンの狙いが見えてくるはずです」

 週刊SPA!6月10日発売号の特集「ブラジルW杯を100倍楽しめ!」では、かつて日本代表としてW杯を闘った城彰二、戸田和幸、巻誠一郎の三氏のインタビュー他、上記の波戸康広氏、サッカージャーナリスト、辛口ブロガーなど「サッカー通」を集めて、「3分でサッカー通になる53のお作法」、さらに予選C組で日本代表と対戦するギリシア、コロンビア、コートジボワールについて「ライバルを食う」という願掛けを込めてそれぞれの国の料理を食べられる店を紹介。

 興味がある人も、ない人も、楽しんだもの勝ち!をキーワードに、本記事を読んで4年に一度の「祭り」をぜひとも楽しもうではないか! <取材・文/週刊SPA!編集部>

【波戸康広氏】
はとやすひろ ’76年、兵庫県生まれ。横浜F・マリノス アンバサダー。現役時代は横浜・Fマリノス、大宮アルディージャなどで主に右サイドバックでプレーし、トルシエ監督時代には日本代表にも選出

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表紙の人/長友佑都

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