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[将来、ボケても平和に暮らせる人]の条件

老後への不安から、貯金に励んでいる読者は多いだろう。だが、老後の幸・不幸を左右するのは当然ながらカネの問題だけではない。なかでも深刻なのが「独居老人」問題だ。ぼっち(孤独)、貧乏、ボケ……この「3B」が揃ったとき、老後が限りなく悲惨なものになるのは疑いない。30代、40代のうちに危険因子に気づいておけば、軌道修正もきっと可能だ!

◆あなたは将来……ボケても平和に暮らせる?

老後「緊急一時保護」される老人が増えているという。認知症で徘徊中に警察に保護されるも、本人が名前や住所を話せず、引き取る人も見つからないために自治体の介護施設に暫定入所させられるケースだ。

 こうした末路を避けるためには、しかるべき介護を受けるほかない。そのために必要なのは、一にも二にもカネ。「お金さえあれば、介護問題のほとんどは解決する」と、著書『孤独死のリアル』が話題を呼んでいる、淑徳大学教授の結城康博氏も言う。

「在宅での介護費用として最低1000万円ほど確保しておけば、認知症になってもまずまず平穏な余生が送れます。有料老人ホームに入居したり、警備会社の見守りサービスなどを利用するなら、もう少し予算が必要ですね」

 お金と同様に大事なのが、「介護の段取りをしてくれる人」の存在だ。

「自分で段取りができればいいのですが、すでにそうした判断ができなくなっているかもしれません。そんなとき、必ずしも近所に住んでいなくてもいいので、介護の手はずを整えてくれるように頼んでおける人がいると心強いですよね」

 何も彼ら自身に介護をしろと言っているわけではないので、そこまで深い付き合いでなくてもOK。

「とはいえ頼みやすいのは、やはり身内や親友あたり。実の兄弟とまるっきり疎遠になっている人も珍しくありませんが、老後を考えると仲よくしておきたいもの」

 ちなみに、都会と地方だと、どちらの介護環境が充実している?

「介護サービスの質はそう変わりませんが、地方のほうが費用は安いですね。いずれにせよ、自分にとって馴染みのある土地で介護を受けるのが一番だと思いますよ」

<老後ボケ(認知症)危険度TEST 当てはまる項目にチェック!!>

●実の兄弟と疎遠にしているor一人っ子 +1点
●親友と呼べる存在はいない +1点
●介護用に貯金する意思がある +1点
●地方住まいである -1点

⇒3点以上は赤信号!

取材・文/江沢 洋 小山田裕哉 古澤誠一郎 撮影/高仲建次 イラスト/コヤナギユウコ
― あなたは大丈夫?恐怖の[老後検定]【6】 ―

孤独死のリアル

孤独死はもはや身近な問題




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