恋愛・結婚

ブサイクでもモテる方法 ――『めちゃイケ』でブレイクした“No.1キレ芸人”ダイアン津田の高等戦術

津田篤宏氏 美女と野獣カップルというのはいまやフツーに存在するが、見た目が野獣(というかブサイク)だけでなく、低所得やコミュ障など、数々の低スペックを抱えながらもモテている男性というのも、極めてレアだが存在する。いったい彼らは己の低スペックを何でカバーし、意中の彼女を射止めたのか? 「女は男を顔だけでは選ばない」とはよく言われるが、低スペック男たちは顔だけでなく収入もコミュニケーションも悪いのである。よくよく考えれば摩訶不思議なこの“低スペックモテ”現象だが、「低スペック男にしかできない高等戦術」というものが存在するらしい。  先日の「めちゃイケ」で「次世代キレ芸No.1選手権」という企画に出演し、見事1位を獲得したダイアン津田氏。関西では知らない者はいないと言われるほどの人気を誇り、「ゴイゴイスー」「すーーーぐ言う」というギャグを武器に全国進出を狙う「関西芸人の最終兵器」と言われる芸人である。そんなダイアン津田氏は、芸歴3年目の頃に「ブサイク・低収入・低身長」という低スペック三冠王ながら高嶺の花との結婚に成功。いったいどのようにして射止めたのか? 本人に当時を振り返ってもらった。 「嫁と出会ったのは合コンです。好みのタイプだったので、できればその日のうちに……と思って、グイグイいったんですが不発で(笑)。でも、そうなると逆に燃えるじゃないですか。メアドは交換したので、そこからはメールのやり取りで、3週間後には付き合うことが出来ました」  と、ここまではよくある合コンからの流れだが……。 「当時、自分は芸歴3年目。月の収入は3万円ほど、嫁には金銭面でも、生活面でも助けていただきました」  しかし、付き合って半年後には津田さんの浮気が発覚。それでも謝罪で乗り切ることができたとか。どうしたら、そこまで彼女の心を掴むことができるのか? 「僕は顔もむっちゃブスです。でも、そのキャラを生かしながら、動きや振る舞い、言い方でかわいく見せる努力を重ね、とにかく相手にがんがん甘えていきます。これは僕の中の経験則ですけど、保育士さん、看護師さんは向こうの甘えたい気持ち以上に甘えていくと、お母さんのように受け入れてくれるんですよ。嫁も保育士だったので、うまく受け入れてもらえました」  そして、グイグイ甘える作戦が通じる、相手の見抜き方もあるのだとか。 「コンパとかで隣に座ったとき、ちょっとだけ触るんですよ(笑)。ノリでしなだれかかりながら、ヒジでおっぱいを突っつく。その時の反応です。『ちょ、なにしてんの!』と本気で怒ったら、ダメ。『もー(頬をプクッ)』みたいな感じやったら、絶対いける。あとは、グイグイです」  とはいえ、それほどの強引さは発揮しづらいもの。低スペックを自覚しているならなおさらだ。 「ブサが黙っていて何が起きます? 何事も万が一ってあるじゃないですか。自分から動かないと何も進展しないですよ。低スペックにひるまず押すべき。合コンなら、2時間のうち5分でいいから『今、俺がいちばんウケている』という“俺無双”の時間を作ること。そしたら、女のコのうち一人は応えてきてくれるから。そしたら、ヒジでおっぱいをツーンです」  2/17発売の週刊SPA!に掲載されている特集『[低収入・ブサイク・コミュ障害]でも なぜかモテる男の極意』では、さまざまなハンディを抱えながらもモテまくっている低スペック男たちが登場し、モテの極意を披露。低スペックでもどうすれば恋愛強者になれるのが多角的に検証している。その極意を知りたければ、ぜひこの特集を熟読されたし! <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部> 【津田篤宏氏(ダイアン)】 1976年滋賀県生まれ。99年、西澤裕介とダイアンを結成。ツッコミ担当。結婚後、妻の祖母の養子になったため「津田」は旧姓。3月、沖縄で開催する「島ぜんぶでおーきな祭」に出演予定
週刊SPA!2/24号(2/17発売)

表紙の人/佐々木希

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