更新日:2017年10月24日 20:32
スポーツ

大谷翔平「自分の目標がはっきりと見えた」

 北海道日本ハムファイターズでプロのキャリアをスタートさせた大谷翔平は、1年目(’13年)に投手で3勝、打者で3本塁打を記録。2年目を迎えた昨年は投打の軸としてチームの柱に成長した。投げては11勝(チームの勝ち頭)、打席では10本塁打という金字塔を打ち立てた。シーズン開幕にあわせてフォトブック『大谷翔平 二刀流』も発売される本人は“3年目の進化”を冷静に見る。
大谷翔平選手

大谷翔平選手

――プロ2年目にして日本球界初の11勝、10本塁打。近代野球史では「野球の神様」と言われたベーブ・ルース氏(当時レッドソックス)が、’18年に13勝、11本塁打を記録して以来の大記録を達成されました。率直に、手応えは感じましたか? 大谷:はい。1年目より確実に手応えを感じるシーズンでした。投手としても野手としても、出場機会も増えましたし、成績面で言えば良かったなと思っています。 ――プロ1年目と2年目を比較したとき、最も大きな違いはどこに感じましたか? 大谷:一番大きかったのは「技術的な進歩」だと思います。あとは全体の流れを掴めたこと。1年間やってみて、(ペナントレースは)どのくらいの長さを戦って、どのくらいのペースでやればシーズンを乗り切れるか、というのを理解しながら体感できたのも大きかったです。 ――「慣れ」は非常に大きいと思いますが、技術的な進歩について聞かせてください。まずは投手として。1年目と2年目を比較すると、どのあたりに技術的な進歩を感じていたのですか? 大谷:日々の練習や試合のなかで、自分の目的がはっきりと見えてきました。技術的には、投球動作をひも解くと、キャッチャー方向にステップして、自分の体重や持っているものをしっかりとボールに伝える作業が上手くできたかなと思います。あとはランナーの有無に関わらずセットポジションにしたことで、動きをコンパクトにしたこともプラスに作用したかと思います。 取材・文/小島克典(スポーツカルチャーラボ) 撮影/中條未来 ※3/17発売の週刊SPA!「エッジな人々」では大谷翔平選手のロングインタビューを掲載中
大谷翔平 二刀流

その軌跡と挑戦


週刊SPA!3/24・31号(3/17発売)

表紙の人/きゃりーぱみゅぱみゅ

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