誇大妄想でイタいモテ自慢してしまう男
―[男のイタい[モテ自慢]ベスト35]―
キャリア自慢に学歴自慢。男の自慢話はおしなべて嫌われる。が、中でもイタいのはモテ自慢。本人にとっては無邪気な手柄話、相手が女性ならアプローチだったりするわけだが……それが奏功することはほぼ皆無。逆に、イタい男の烙印を押されることに
◆誇大妄想がイタい
巧みな“脳内変換”によって、ビミョーに違う事実を作り替えてしまう人がいる。そのイタさったら、もう……
もとよりモテ自慢は、邪魔くさい。しかも、その真偽が不確かで、脳内ストーリー疑惑が強くなればなるほど、イタさは増幅される。
「『オレ、女のコ牧場を持ってるからさ』と豪語する友人。聞けば、『牧畜』と呼んでいる女子は3人で、しかも、ご飯を食べたり、合コンで人集めをお願いする程度の関係だった」(26歳・広告)というのは典型だろう。彼の中では、ただの女友達が“牧畜”。証言してくれた彼女も、うっかり“牧畜”にカウントされている可能性濃厚だ。
モノは言いようで、「後輩は、『俺はドSだから、女といい雰囲気になっても自分からは動かない』と粋がって語る。が、それはドSではなく、ただのヘタレだ」(29歳・印刷)なんて話も。
「『女は30歳からだよな』と公言していた大学時代の男友達。でも、彼に年下ロリ系の彼女ができ、その発言はどこへやら。実は、そのコが彼にとっては初めての彼女だったらしく、『女は30歳から』発言時は童貞だったことが判明した」(35歳・自営)という、童貞妄想もさもありなん。が、自分に都合のいい真実を創造しだすと、客観的には見ていられないわけで……。
「『現地に若い彼女がいる』と自慢する取引先の男性。なんでも台湾出張で出会った飲み屋の女性とそういう関係になったそうです。『女なんて、カネがあれば落ちる』とも言っていますが、プロの女性にお金を払っているのを、つきあっているって……」(26歳・物流)、
「バツイチ、独身の47歳の知人が、雑誌を見せながら『これ、オレの女』と一人のモデルを指差すんです。信じられずに問いただすと、『プラトニックな関係だけど、オレのこと大好だって』とのこと。そのモデルのコは地方在住で、彼女が撮影のために上京してくる際の電車賃やホテル代を、全部彼が負担しているらしい。20歳の娘に手玉にとられているのに気付かないとは」(25歳・マスコミ)など。
不都合な真実から目を背けてしまうのは人の性であり、心の防衛本能ではあるけれど……。
そして極めつけは、これ。
「男友達が自慢げに『オレのってスターバックスで言うと、グランデなんだよね』と一言。その場にいた女子はみんなドン引き。当然、彼のあだ名は“グランデ”に。でも、その後、彼とエッチした友達から、実は彼のモノはショートサイズだと判明した」(30歳・美容)
サイズはともかく、勘違い度だけはベンティ級だったワケですな。
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