更新日:2018年06月06日 20:15

ビットコイン投資 大図鑑17 イオス

 仮想通貨は日々増殖している。世界中で仮想通貨を発行して資金調達を行う「ICO」が実施されているためだ。一体、どのコインがさらなる成長余力を秘めているのか? 主要コインを徹底研究! EOS

イオス(EOS)

企業間取引に特化した機能を備えたICOブームの象徴的トークン 公開日 ’17年6月 発行量上限 10億EOS ’17年上昇率 741% 過去最高値 1900円 直近価格 690円 ※直近価格は3月10日時点 《イオスを購入できる主な仮想通貨取引所》kraken(Payword Japan)

トランザクションは驚異の速さ 手数料無料でコスト削減にも

 イオスはイーサリアムなどと同様、分散型アプリケーション用のプラットフォームだが、’17年のICOで配布されたトークンEOSには特に用途がない。あくまで開発資金の調達のために発行されたトークンであり、48時間以内に移転もできなくなる特殊な性質を持っているが、ICO直後から人気化。時価総額ランキングトップ10にまで上りつめて注目を浴びたのだ。 “ICOバブル”の影響が多分にあったと考えられるが、イオスのプロジェクトそのものが注目を浴びた側面もある。とにかく取引データの処理能力が高いのだ。1秒間に処理できる取引の量(トランザクション)は何百万件という単位。ビットコインの6~7件とは文字通り桁違いだ。ブロックチェーン参加者の中で投票が行われ、選出された取引承認者に処理を一任する仕組みを取り入れることで、この速さを実現している。  当然、“送金詰まり”とは無縁。おまけに、取引に際して手数料は一切かからない。そのため、一度に大量の取引を行う企業にとっては大幅なコスト削減効果が見込めるのだ。 ●ICO直後に時価総額はランキングトップ10に入り! ●1秒間に処理可能なトランザクションは数百万件! ●スケーラビリティ問題とは無縁 ― メジャー仮想通貨大図鑑 ―
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