更新日:2018年06月06日 20:15

ビットコイン投資 大図鑑18 クアンタム

 仮想通貨は日々増殖している。世界中で仮想通貨を発行して資金調達を行う「ICO」が実施されているためだ。一体、どのコインがさらなる成長余力を秘めているのか? 主要コインを徹底研究! Qtum

クアンタム(QTUM)

ビットコインとイーサリアム 2トップのいいとこ取り! 公開日 ’16年12月 発行量上限 1億QTUM発効後年1%ずつ増加 ’17年上昇率 816% 過去最高値 1万860円 直近価格 1930円 ※直近価格は3月10日時点

シンガポール発のプロジェクト 高い技術力で期待と注目を集める

 クアンタムは、シンガポールのQtum財団により開発されたオープンソースのブロックチェーンプロジェクトの名称だ。通貨の単位はQTUM。プロジェクト名の由来であるQuantumは量子という意味。参画者の中には中国の超巨大企業アリババのパトリック・バーン氏も名を連ねる。  このクアンタムを特徴づけているのは、機能面において、仮想通貨の1番手と2番手に当たるビットコインとイーサリアムのよさを合わせ持っている点にある。ビットコインのブロックチェーンは柔軟性に乏しい分、高いセキュリティ性を持つ。一方で、イーサリアムはビットコインほど安定していないが、拡張性に優れている。クアンタムはビットコインのような高いセキュリティを保持しながら、イーサリアムのようにスマートコントラクトをはじめとした複雑な取引処理が可能になっているのだ。  クアンタムが“いいとこ取り”に成功した理由は、ビットコインのブロックチェーン上で“仮想マシン”のようなものを実装して、そこでスマートコントラクトを動かす仕組みを作り上げた点にある。技術力の高さは申し分なしと見ていいだろう。 ●ビットコインとイーサリアムのいいとこ取り ●スマホでもスマートコントラクトが可能! ●アリババ関係者がプロジェクトに参画 ― メジャー仮想通貨大図鑑 ―
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