ビットコイン投資 大図鑑22 ビットコイン・ゴールド
仮想通貨は日々増殖している。世界中で仮想通貨を発行して資金調達を行う「ICO」が実施されているためだ。一体、どのコインがさらなる成長余力を秘めているのか? 主要コインを徹底研究!
ビットコインのマイニング寡占化を解決すべく誕生
公開日 ’17年10月
発行量上限 2100万BTG
’17年上昇率 -45%
過去最高値 5万2550円
直近価格 6300円
※直近価格は3月10日時点
ビットコイン・キャッシュに続いて’17年10月にビットコインからハードフォークしたのがビットコイン・ゴールド。ビットコイン・キャッシュ誕生の背景には本家ビットコインの取引データ増加に伴い、取引の遅延や手数料の高騰化というスケーラビリティ問題があったが、ビットコイン・ゴールドは中国からのマイニングに制限を加えることで寡占状態を防止し、市場シェアを分散させる目的がある。
大手マイニンググループがフル稼働させている「ASIC boost」というマイニングに特化したチップを利用できない仕様にしているのだ。さらに、マイニングのアルゴリズムを「SHA-256」(BTC、BCHが採用)から「Equihash」に変更して大手マイナー勢に対する参入障壁を高めた。
マインニングの市場シェアの拡大・分散化を図ることで非中央集権化の理念をより強く推し進めているともいえる。なお、本家ビットコインなどと同様、セカンドレイヤー技術の導入により一層機能面で充実を図っていく予定のようだが、技術的な優位性は特にない。「誰でもマイニングできるコイン」という位置づけか。
●’17年10月生まれのビットコインの兄弟分
●大手マイニングプールの参入を防ぐ仕様に
●「ASIC」よりも低投資のGPUマイニングが可能
― メジャー仮想通貨大図鑑 ―
ビットコイン・ゴールド(BTG)
大手マイニング業者を排除して誰でも“掘れる”ビットコインの兄弟分を実現?
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