『孤独のグルメ』待望の新作を久住・谷口両氏が語る!
ロング&ベストセラー『孤独のグルメ』待望の新作が、週刊SPA!7/5・12合併号(6/28発売)に久々の登場となった。復活後5作目となる今回、主人公・井之頭五郎の目にとまったのは、看板に大きく「お茶漬」と書かれたお店。「どう見たって居酒屋だけどな……」と思いつつ、恐る恐る入った五郎を待ち受けていたものは……!?
「今回は入りにくい店にしようと思ったんです。でも、入りにくい店は入りにくいので、(モデルにする)店を決めるのが大変でしたね」と語るのは原作の久住昌之氏。熱心なファンの間では、モデルとなった店を訪れ、五郎と同じメニューを食べるのが恒例と化しているが、「今回はお店を見つけるのも難しいし、見つけても入りにくいんじゃないかな」。さらに、作中で五郎が食べるアタリメは「完食困難」で、総合的な難易度は「特A級でしょう」と笑う。
一方、そのアタリメを食べるシーンを「楽しく描けた」とは作画の谷口ジロー氏の弁。「(五郎が悪戦苦闘した)アタリメの固さをリアルに感じてもらえれば」との言葉どおり、苦悶する五郎の表情はまさに噛めば噛むほど味が出る感じである。
これ以上ネタバレになるといけないので詳しくは書かないが、ほかにも久住氏、谷口氏ともに見所として挙げたシーンがある。
「久しぶりにあのシーンを入れようと思って、どういうふうにどの程度入れるかで悩みました」(久住氏)
「あのシーンはもっと描きたかったですね。本当はもう少しページがあるといいんだけど。でもまあ、ずっと8ページでやってるから、これはこれでいいのかな」(谷口氏)
前回の「大井町のラーメン」編から約9か月ぶりの掲載となるが、久住氏からは「以前連載してた頃のような“普通な感じ”に戻すのに苦労したけど、次回からはそんなにお待たせしません」と力強いお言葉も飛び出した。編集部としても、せめて3か月に1本ペースで掲載したいと思うので、久住・谷口両氏に熱いエールをお願いします!
取材・文/新保信長
⇒ 続きは、週刊SPA!7/5・12号(6/28発売)にて。(電子雑誌版も発売中)
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