みなさんは、『マインクラフト』（マイクラ）というゲームをご存じですか？ 　YouTubeをはじめとした動画サイトには、たくさんのプレイ動画がアップされ、「まいぜんシスターズ」というゲーム実況系YouTuberは、「小学生に人気のYouTuberランキング」であのヒカキンをおさえて1位になったほどの人気。売上は2億本を超え、世界でいちばん売れているゲームなんです。 　このゲーム、ひと言で言えば「ブロック遊び」なのですが、「プログラミングに役立つ」と注目され、より教育効果を高めた『教育版マインクラフト』をプログラミング教材として導入する小中学校が少しずつ増えているんです。 　また最近は、ゲームの世界が本当の地球に近いことから「ゲームをしながら理科の勉強ができる」と話題なんです。 　マイクラには昼と夜があり、20分で日が変わります。昼は陽の光があるので、農地で植物を育てる。夜は植物が育たないので、山で鉱石を掘る。そんな現実世界と変わらない日常があるのです。 　また、マイクラの世界を歩き回れば、熱帯から冷帯の気候に出会え、そこにはそれぞれの気候に合った動植物が生息しています。それらの生き物を時に食材としたり、時にアイテムの材料にしたり……。初めは何もない世界も、プレイヤーの工夫と努力次第で、世界は無限に広がっていく。だから、飽きずにずっとプレイする子どもがいっぱいいる、そんなゲームなのです。