更新日:2012年10月17日 09:18
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ヒゲ女子、ハゲ女子が増殖中!

女性のオス化が進んでいる。仕事もバリバリこなし、職場やプライベートでの行動、物言いも男前になったのに加え、ヒゲが生えるなど身体のオス化を訴える女性も。このままでは日本から女がいなくなる!? 【身体編】週に一回はヒゲを剃っている  前回紹介した「体臭」(https://nikkan-spa.jp/305207)のほかに、女性からの「オス化」の実感として多く見られた身体的な悩みは、「薄毛」だ。 「知人の女子(29歳)は、最近後頭部がヤバい。髪をロングにしていたときは気づかなかったけど、ショートにしてから、妙に分け目のあたりが目立つように。遠くから見ても、白い頭皮が目につくため、『ハゲてきている』と周囲から囁かれている」(29歳・出版) オス化 トータルエイジングケアを行う「成城松村クリニック」の松村圭子院長も、実際に女性の「薄毛」に関する相談は増えていると話す。 「『最近、髪を見て、あれ?と思った』という女性は多いですね。特徴は、髪が細くなって、コシやボリュームがなくなっていることなどです」  もちろん個人差のレベルのこともあり、気にしすぎという場合もあるが、自分の中の変化に気づくことは大事なことだという。  肝心な頭髪は薄くなる一方で、すね毛や腕毛、口回りの産毛は濃くなってきているという声も。まさに「オス」の変化だ。 「体毛が濃くなってきた。ヒゲとしかいいようのない濃い毛が1本だけ、いたるところに生えてきたり、顎と足の親指とおなかなど、今までなかったところに毛が生えたりする」(23歳・通信)、「顎に太いヒゲが」(47歳・非常勤講師)、さらには「ヒゲの伸びるスピードが速くなった」(27歳・学校事務)など悩みは尽きない。 「友人たちの間では、『週に1回ぐらいはヒゲを剃る』という女性が大半。私の場合は、つかめる長さになったらこっそり抜きます。ちなみに、『耳毛が生えて困る』という友人も」(34歳・メーカー)という声もあるくらいだから、案外珍しくない現象なのか?  ほかに、「ニキビができた」「肌荒れがひどくなった」や、深刻なものでは「生理が止まった」(32歳・NPO法人)という声も。  こうしたオス化は、なぜ起こるのか。松村院長は言う。 「オス化の大きな原因は、ストレスなどによる女性ホルモンのバランスの乱れです。女性にも男性ホルモンは少量分泌されているのですが、女性ホルモンが減ると、相対的に男性ホルモンが目立ってきてしまい、そうなると、男性ホルモンが体の中でさまざまな“悪さ”をするんです」  男性ホルモンの“悪さ”によって起こるのは、薄毛やヒゲ・体毛の増加、ニキビ、加齢臭など。 「オス化は特に、仕事の影響が大きいですね。現代では、女性も男性と同等に仕事をしている人が多いのに、家事や育児などはいまだに『女性の仕事』とされていることが多く、女性の抱えるストレスが増え、種類も多様化しています。また、不規則な生活によって、身体の調子を整える自律神経が乱れ、自律神経と密接な関係にある女性ホルモンが影響を受けてしまうこともあります」(松村院長) 「オス化」の場合、症状は「更年期」に似ているが、卵巣が老化する更年期とはメカニズムはまったく異なるだけに、女性ホルモンを補充することによって改善するとは限らないそう。しかも、オス化→更年期へと、そのまま突入してしまうケースもあるという。 【オス化の症状チェックリスト】 1つでも当てはまったら要注意! 1. 薄毛が目立つようになった 2. 抜け毛が増えた 3. 体毛が濃くなった 4. 体臭がキツくなった 5. 月経が止まった イラスト/ヒラマツオ ― [女のオス化]が止まらない!【2】 ―
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