「ハズレの店」を選ばないためのネット情報ウラ読み術
新しめの店で、たくさんの個室に別れてて、写真は間接照明で雰囲気ありげなお店ってありますよね。でも実際に行って肉眼で見ると、壁がベニア板みたいに薄いハリボテだったり、個室ゆえに騒ぐ宴会客がいて余計うるさかったりする。写真は雰囲気ありげなのに、グルメサイトで『二次会プラン』『飲み放題プラン』『幹事さん楽々プラン』とかをPRしてる店は、ハリボテ比率が高いようです」(男性・会社員)
◆やたら長い料理名は、素人アガリのせいだった
「あまり知らない住宅地で飲むことになって、グルメサイトで店を探したんですね。メニューを見ると『山本さんちの里芋のほっこり煮っころがし』みたいに、やたら料理名が長い。行ってみたら、OLアガリの女性がやってる素人料理。プロの料理人ならシンプルに『里芋煮』とするのに、有機農業の『山本さん』とかを売りにするのは素人の証でした。ほかにも、『創作和食』『自然派ダイニング』『隠れ家』とか書いてる店は、脱サラ素人率が高い気がします。もちろんすべてではありませんが……」(女性・主婦)
◆「塩、醤油、味噌」と全部のスープがあるラーメン屋は……
「全種類のスープがあるラーメン屋は、ハズレ度が高い。やはりどれだけ一つの味にこだわるかで、完成度は違います」(男性・フードコンサルタント)
「ある文豪ご用達で『○○が愛した』みたいに紹介される老舗なんだけど、HPのメニューには、とんカツ、てんぷら、刺身、うなぎと、なんでもある。行ってみたら、地元の人が法事とか宴会で使う、なんでも料理屋さんでした。それはそれでいいんだけど、味はやっぱり二流。何屋かわからないお店は要注意ですね」(女性・会社員)
◆アップの写真ばかりの老舗、周りに風俗店…
「飲食店に限らず、旅館でも観光地でもそうですが、アップの写真ばかりのところは要注意。周りを写したくない場合があるからです。ある老舗レストランは、店内写真とかすごく風情があるんだけど、行ってみたら周りに風俗店があって驚きました。あと、温泉地の和風旅館に行ってみたら隣がコンビニとチェーン居酒屋でガックリ。HPの写真が、庭のししおどしとか、床の間のいけばなとか、アップ写真が多くて気づきませんでした。個人ブログとかで、周りの風景も確認すればよかった」(女性・派遣)
飲食店だけでなく、ホテル、ツアー、家電、服、風俗と、事前情報の読解力が問われる昨今。週刊SPA!1/22発売号『「ハズレ」を掴まない技術』では、いろいろな分野で「現物を見ずに判断するコツ」を集めた。<文/週刊SPA!編集部>
ネットで商品や店を選ぶとき、現物を見ずにどうやってハズレを掴まないようにするか――これはもはや、現代人のサバイバル能力の一つといってもいいだろう。しかも、個人のレビューやブログが中立とは限らないことが常識となった今、みんなどのように事前情報を解読しているのだろうか? ここでは飲食店選びに絞って、「グルメサイトやHPの情報を読み損ねてハズレた!」というケースを紹介しよう。
◆間接照明で「個室」がウリの店は、壁がベニア板のようだった
「商業ビルとかに入ってる
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