ビジュアル系に黒船来襲!? スウェーデン発・美しすぎるV系アーティストを直撃【後編】
透き通るような白い肌に、目鼻立ちのハッキリとした妖艶な顔。まるでCGの世界から抜け出してきたようなルックスを持つこの男性の名前は、YOHIO(ヨヒオ)という。そして彼は、スウェーデン人ながら日本語の歌詞を乗せてハードロックをかき鳴らす、ビジュアル系アーティストでもあるのだ(驚くべきことに現在17歳!)。
ビジュアル系として完璧すぎるルックスと、その口から発せられる流暢な日本語というギャップ……。ビジュアル系ファンならずとも興味が尽きない彼を直撃した!
⇒【前編】「ビジュアル系というシーンは、僕の“居場所”だと思った」
https://nikkan-spa.jp/386967 ◆日本のファンが受け入れてくれるのが嬉しかった ――同時に日本でも精力的に活動しています。スウェーデンのファンとの違いをどう感じますか? 日本のファンは、クレイジーだけど、アーティストに対してすごくリスペクトしてくれている感じがします。スウェーデンはちょっと悪い意味でクレイジー (笑)。初対面なのに、いきなり飛び掛かって抱きついてきたりしますから (笑)。もちろん両方大好きですけど、日本のファンはそういう行為をしてこないので、日本にいるときのほうが身の安全は感じますね(笑)。日本ではビジュアル系というシーンができてから30年近く経っているので、ファンが定着していますし、一つのカルチャーとして存在しているんだなと、いつも感じるんです。僕が日本でライブをしても、ファンは日本のビジュアル系バンドと同じように受け入れてくれる。僕にとっては、それがすごく嬉しいことでした。 ――4月発売の新アルバムについて教えてください。 前作のミニアルバム『REACH the SKY』に比べて、今回はアレンジにこだわって製作しています。前作も楽曲は良かったのですが、アレンジで納得がいってない部分があったんです。なので、その部分で今回は進化していると思いますね。スウェーデンのスタジオで録音をしているのですが、すでに制作に半年もかかってしまいました。というのも、僕はソロ活動の場合、ボーカルはもちろん、ギター、ベース、ピアノも自ら弾いているのでパートが多いんです。正直、ベースパートなどはほかのミュージシャンに頼んだほうが楽なんですが、僕自身で全てをやらないと気が済まない。ドラムも自分でやりたいと思っているくらいです。まぁ、実際にはテクニック不足で無理なんですけど(笑)。 ――今後はスウェーデンと日本、どのようなバランスで活動をしたいと思いますか? 正直、ちょっとまだ分からないんです。というのも、先ほど言った『メロディ・フェスティバーレン』というコンテストは、ヨーロッパ全体規模で行われる『ユーロビジョン・ソング・コンテスト』(毎年5月に開催される世界で1億人以上が視聴する一大音楽コンテスト)の予選も兼ねているんです。だからもし、3月に行われる『メロディ・フェスティバーレン』の決勝で優勝できれば、スウェーデン代表として出場できる。そうなれば、僕という存在や、もっと言えばビジュアル系というシーンをさらに広く伝えることができる。そこにまず、全力を尽くしたいと思っています。もちろん、日本での活動も継続していきますよ。日本語でのブログもやっているので、この記事で始めて僕を知ってくれた人にも、ブログやツイッターでもっと僕のことを知ってもらえたら嬉しいですね。新アルバムも是非チェックしてください! 今後ますます活動の場を広げていきそうなYOHIO。日本で生まれたビジュアル系というカルチャーが、スウェーデンで生まれ育った彼を通じて世界に広がる――。そんな日も遠くないのかもしれない。<取材・文/日刊SPA!取材班 撮影/難波雄史> 【YOHIO(ヨヒオ)】 ‘95年7月12日生まれ。ビジュアル系バンド「Seremedy」のギター。’12年4月にミニアルバム『REACH the SKY』で日本ソロ・デビューを果たす。新アルバム『BREAK the BORDER』(ユニバーサル ミュージック)が4月24日に発売予定。HP「http://www.universal-music.co.jp/yohio/」
https://nikkan-spa.jp/386967 ◆日本のファンが受け入れてくれるのが嬉しかった ――同時に日本でも精力的に活動しています。スウェーデンのファンとの違いをどう感じますか? 日本のファンは、クレイジーだけど、アーティストに対してすごくリスペクトしてくれている感じがします。スウェーデンはちょっと悪い意味でクレイジー (笑)。初対面なのに、いきなり飛び掛かって抱きついてきたりしますから (笑)。もちろん両方大好きですけど、日本のファンはそういう行為をしてこないので、日本にいるときのほうが身の安全は感じますね(笑)。日本ではビジュアル系というシーンができてから30年近く経っているので、ファンが定着していますし、一つのカルチャーとして存在しているんだなと、いつも感じるんです。僕が日本でライブをしても、ファンは日本のビジュアル系バンドと同じように受け入れてくれる。僕にとっては、それがすごく嬉しいことでした。 ――4月発売の新アルバムについて教えてください。 前作のミニアルバム『REACH the SKY』に比べて、今回はアレンジにこだわって製作しています。前作も楽曲は良かったのですが、アレンジで納得がいってない部分があったんです。なので、その部分で今回は進化していると思いますね。スウェーデンのスタジオで録音をしているのですが、すでに制作に半年もかかってしまいました。というのも、僕はソロ活動の場合、ボーカルはもちろん、ギター、ベース、ピアノも自ら弾いているのでパートが多いんです。正直、ベースパートなどはほかのミュージシャンに頼んだほうが楽なんですが、僕自身で全てをやらないと気が済まない。ドラムも自分でやりたいと思っているくらいです。まぁ、実際にはテクニック不足で無理なんですけど(笑)。 ――今後はスウェーデンと日本、どのようなバランスで活動をしたいと思いますか? 正直、ちょっとまだ分からないんです。というのも、先ほど言った『メロディ・フェスティバーレン』というコンテストは、ヨーロッパ全体規模で行われる『ユーロビジョン・ソング・コンテスト』(毎年5月に開催される世界で1億人以上が視聴する一大音楽コンテスト)の予選も兼ねているんです。だからもし、3月に行われる『メロディ・フェスティバーレン』の決勝で優勝できれば、スウェーデン代表として出場できる。そうなれば、僕という存在や、もっと言えばビジュアル系というシーンをさらに広く伝えることができる。そこにまず、全力を尽くしたいと思っています。もちろん、日本での活動も継続していきますよ。日本語でのブログもやっているので、この記事で始めて僕を知ってくれた人にも、ブログやツイッターでもっと僕のことを知ってもらえたら嬉しいですね。新アルバムも是非チェックしてください! 今後ますます活動の場を広げていきそうなYOHIO。日本で生まれたビジュアル系というカルチャーが、スウェーデンで生まれ育った彼を通じて世界に広がる――。そんな日も遠くないのかもしれない。<取材・文/日刊SPA!取材班 撮影/難波雄史> 【YOHIO(ヨヒオ)】 ‘95年7月12日生まれ。ビジュアル系バンド「Seremedy」のギター。’12年4月にミニアルバム『REACH the SKY』で日本ソロ・デビューを果たす。新アルバム『BREAK the BORDER』(ユニバーサル ミュージック)が4月24日に発売予定。HP「http://www.universal-music.co.jp/yohio/」
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