タイに日本人元Jリーガーが殺到中
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=776380
※1/6発売の週刊SPA!では、「タイ&インドに日本人[元Jリーガー]が殺到中」という特集を掲載中
<取材・文/栗原正夫 撮影/ヤナガワゴーッ!>
これまでサッカー界で海外移籍といえば、本場ヨーロッパを目指すのが当たり前だった。しかし、その流れは近年変わりつつある。特に人気なのが東南アジアのタイで、昨年11月に閉幕した14年シーズンにはトップリーグから下部リーグ(3部)まで含めると60人以上の日本人選手がプレーしていたのだ。
聞けば、1部に当たるタイ・プレミアリーグ(TPL)は昨年著しい成長を見せており、09年にわずか11万人だった年間のスタジアム観戦者数は13年には約165万人にも達したという。
昨オフには元日本代表の岩政大樹や茂庭照幸、西紀寛らが移籍したことで日本でも話題となった。オランダのフェンロからスパンブリーに移籍し、タイで初めてのシーズンを終えたカレン・ロバートもそんな一人。TPLにどんな印象を持ったのだろうか。
「来る前は、どんなリーグかまったく知らずに『えっ! タイ?』と思ったけど、来てしまえばそんなに問題はなかったです。日本と技術的に大きな差があるわけではないですが、戦術などがアバウトで、『ゴール前でなんでフリーにさせるの?』という場面はよくある(笑)。やっているほうはキツイですが、見る分には楽しいと思います」
スパンブリーは首都バンコクから120kmほど離れた地方都市だが、オーナーのシラバアーチャー氏は地元の名士で、タイ国内でもリッチなクラブとして知られている。カレンのサラリーもおよそ4000万円との報道があったが、実際はどうなのか。
「そこまではもらってないですよ(笑)。ただ、うちのオーナーは相当の権力者みたいで、勝利給は多いときには20万円を超えることも。(日本の約3分の1という)物価の安さを考えれば、年俸は僕史上では最高です。ヘタすればJ1の真ん中くらいよりいいかもしれない。J2などで燻っているならこっちでプレーしたほうが幸せじゃないですかね」
『週刊SPA!1/13・20合併号(1/6発売)』 表紙の人/大島優子 電子雑誌版も発売中! 詳細・購入はこちらから ※バックナンバーもいつでも買って、すぐ読める! |
ハッシュタグ