セシウム検査用の尿を冷蔵庫に保存 夫が間違えて飲んじゃった!
―[放射能パニック家族の狂生活]―
◆セシウム検査用に子供の尿を採取して冷蔵庫に保存。お茶と間違えて飲んだ夫と大ゲンカ
立山みどりさん(仮名・34歳)夫/子供2人
原発事故以来、ネット上で放射能情報の収集に励んできた立山みどりさん。近所に住むママ友ブログに「娘からセシウムが検出された」と書き込みがあり、発狂した。
「まさかウチの子も!と思って、セシウム検査を受けることにしたんです。3万円弱を払えば民間の検査機関が調べてくれるんですが、必要なのは2リットルのおしっこ。5歳の娘からは朝晩少しずつ採取して、約1週間で溜めることができた」
その間、尿は空のペットボトルに入れて冷蔵庫で保存。クール宅配便で検査機関に送るのだとか。
「大変なのは、2歳になる息子ですね。おむつにラップを敷いて、その上にガーゼを載せて尿を吸収させる。それを手で絞って尿を採取するんです。なかなか溜まらなくてけっこう大変だったのに、夫がお茶と間違えて飲んでしまって……。確かに、お茶のラベルを貼ったままにしていたのは悪かったけど、貴重な子供のおしっこを飲むなんて信じられない!」
かくして、夫が尿を飲んでしまったせいで、1か月以上たっても息子は未検査のまま。それでも「15分おきにおむつを確認して、ガーゼを交換しました」との努力の結果、1.5リットルの尿採取に成功した。
ちなみに、先にクール宅配便で送られた娘の尿から0.12ベクレル/kgのセシウムが検出された。
「一刻も早く息子の尿検査をしなきゃ! 夫さえ飲まければ!!」
夫への不満は募るばかりである。
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