【こじらせ女子】の奇妙な生態とは?

 思春期に恋愛できなかった非モテ女子がAVライターになるまでの紆余曲折を赤裸々に綴った『女子をこじらせて』がネットを中心に大きな話題を呼んでいる。読者層の大半は同性で、私も“こじらせ女子”だと共感を表明する女子が続出しているのだ。では、こじらせ女子とは何なのか。著者の雨宮まみ氏に解説してもらった。

こじらせ女子「世間がいう『女のコって可愛いよね』の中に自分を当てはめられない女子です。ルックスは普通なのに、自分の内面では女子力が低いと悩んでいる。自分に対するダメ出しが激しくて自信を持てないんです。その原因の一つは劣等感。私の場合は中学生になるときが象徴的だったんですけど、今まで同じ子供同士だったのが、急に女として見られたときに自分ってイケてないと感じて躓いたんです。リアルに恋愛をしても、常に皆と同じように男女関係を築けていないという違和感を持っていました」

 誰しも劣等感は持っている。しかし、男より女のほうが自分を客観的に見がちだから、こじらせてしまうケースが多いという。

「女性は学校でも会社でも、常に女として評価されるから、思春期のトラウマと線引きできずにズルズル引きずりがち。自分を把握してしまったがゆえに私なんかがおこがましいみたいな。良くいえば謙虚、悪くいえば卑屈な態度になってしまうんです。こじらせ女子って周りに迷惑をかけたくない気持ちが人一倍強くて、自分が勘違いした言動をしたことで、その場が凍ったり空気が悪くなったりするのをスゴく怖がるんですよね」

 こじらせ女子のなかには劣等感をバネに仕事で成功を収める人も多い。仕事も気遣いもできるからこそ、同じ会社にいてもこじらせていることには気付かれない。

「ふだんは社会に溶け込んでいるんですけど、付き合ってみたり、深入りしたときに『何でこんなことで戸惑ってるの』みたいなことが見えて、『もしかしてこじらせ女子?』と気付くんです。こじらせ女子同士で『私全然可愛くないし!』『いや私なんて可愛くない上に太ってるし!』って無限に“自分が下”って主張が続くのを私は“劣等感プロレス”って呼んでます(笑)。だから、こじらせ女子にとってズケズケ言ってくる男性は、わりと話しやすいんですよ。自分でも面倒な性格を直したいと思ってるから、ダメ出ししてほしいんですよね」

 男には理解しづらい、こじらせ女子たちの迷走は週刊SPA!3月27日発売号「こじらせ女子の奇妙すぎる生態」で詳しく報じている。興味のある読者はぜひご一読頂きたい。 <取材・文/猪口貴裕 イラスト/ただりえこ>

週刊SPA!4/3号(3/27発売)

表紙の人/芹那

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