「妻は30歳、夫は57歳」27歳の“年の差婚”をした元アイドル。きっかけは19歳のとき、ライブ後の食事で…
厚生労働省の人口動態統計によると、2019年の初婚夫婦の年齢差は、同年齢の21.0%が最も多い。次いで夫が1歳上で、同年代同士の結婚が多いことがわかる。
一方で、夫婦で10歳以上離れた「年の差婚」を選択する者もいる。なぜ、その選択に至ったのか。一緒にいることで、周囲からどう見られるのか。
今回は、芸人・歌手・経営者のかれー王さん(57歳・夫)と27歳差の夫婦である、元アイドル・3児の母の金子南さん(30歳・妻)に話を聞いた。
——お二人が出会ったきっかけは何でしたか。
金子南さん(以下同):2014年で当時19歳だった私は、地下アイドルをしていました。あるライブに出演した時に、他のタレントさんのマネージャーとして来ていたんです。第一印象は話しやすい人だなと思っていました。
別の日に夜ご飯を一緒に食べることになって、すごく楽しかったんです。出会ってから2ヶ月で付き合うことになりました。
——19歳だと、27歳上の男性と付き合うことに抵抗を覚えそうですが……。
むしろ逆です。私は結婚願望が強くて「23歳までに子どもが欲しい」と思っていました。でも、同世代の男性には結婚したい人がなかなかいなかった。夫は当時46歳だったので「もし結婚するとしたら今が最後の機会だろうな」と思っていたみたいで、タイミングとしてぴったりでした。
——年齢以外で、彼のどんなところに惹かれたんでしょうか。
付き合い始めた頃から「この人しかいない」と思っていました。今までは「今日はメイクが決まってないから会いたくない」とか「デートだから髪型ばっちりにしなきゃ」とか思っていたのですが、彼はどんな私でもかわいいって言ってくれて、素のままでいられるのが楽でした。
あと、あの頃の私は「早く大人にならなきゃいけない」と思っていました。仕事をして、たくさん稼いで、ちゃんとしなきゃいけない、と。でも彼は私よりもだいぶ年上なのに、自由に好きなことをやって、収入を得て、毎日楽しく暮らしている。無理に大人になる必要はないんだ、と気づかされました。こういう人といたら面白い人生になるだろうな、と思ったんです。
——実際に付き合ってみてどうでしたか。
彼はとにかく謝らないんです。自分が納得しないと絶対に謝りません。本当に悪いと思っている時だけ小さい声で「ごめん」と言います。
私はすぐに謝る世代で、「ごめんね」が軽いんです。最初は彼に「何で謝らないの? ごめんねって言えば済むのに」とびっくりしていましたが、「ごめん」の重みが違うんだな、と気づきました。「ありがとう」も同じです。この背中で語る生き方は、同世代にはないかっこよさですね。

金子南さん(写真左)と、かれー王さん(写真右)
きっかけは「地下アイドルでライブをしていた時」

地下アイドル時代

「無理に大人になる必要はない」と気づかされた
ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother
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