腐女子型[こじらせ女子]のネジれた自意識

 旬のファッションに身を包み、男の話にかわいくテキトーに相槌を打って、カフェで恋愛トーク&モテ偏差値を競う――そんな“ゆるフワ”的な女子像にどうしても近づけない“こじらせ女子”という生態。普遍的な女の幸せを自ら遠ざけるかのような彼女たちの奇行、気持ち悪い自意識の源泉を、恐る恐る覗いてみることにした!

【腐女子型】
リアル恋愛で大ケガするより“ブスの逃げ道”世界に逃避

●大西美樹さん(仮名・28歳) 法律事務所

腐女子型 法律事務所に勤務しながらBL小説や同人エロ漫画の創作活動にいそしむ大西さんは、典型的な腐女子。一見、フツーに見えるが、「男同士の恋愛こそが究極のラブストーリー」と男には理解できない歪んだ恋愛感を覗かせる。

「絶対に許されない恋なのに、それでも好きになってしまうやるせなさ! 恋愛の純度が高いんですよ。そこには性欲や社会通念にとらわれない崇高な精神性がある」

 もはや何を言っているのかも意味不明なのだが、体重が10kg以上も増え、男にモテなくなったことがBLに走った大きな要因だと冷静に自己分析する。

 そんな大西さん、先日は飲み会の席で大暴れした。「うおおぉ~ん!」と野太い雄叫びを上げ、国道のトラックに突進するなど奇行を連発。「私、かわいいでしょ!?」、「リア充はみんな死ね!」と当たり散らした。メイクはドロドロに溶け、介抱する女性に対しても「触んな、ドブスッ!」と悪態三昧。まるで悪霊に取り憑かれたような狂乱ぶりに周囲もドン引きだった。

「周りの人に構ってほしかったんだと思います。劇場型の発狂というか、途中からはナルシシスティックな気分になっていた。それもすべて、私がブスでモテないのが悪いのですが……」

 大西さんによると、ブスでもモテる女子はたくさんいるが、それはブスという自覚がないだけだという。腐女子の多くはブスという自覚があるため、そんな図々しい真似はできないし、自身の奇抜な格好も“ブスの逃げ道ファッション”と卑下する。

「女子アナみたいな格好をしたほうが男ウケすることはわかっています。でも、それで失敗したらいよいよ自分に言い訳ができなくなる。当たって砕けるくらいなら、何もしないほうがマシなんです」

 リアルな恋愛と向き合うのが怖い大西さんは、今日もBLの世界へ逃避する。「ありのままの私を受け入れてくれる人も世の中に1人くらいはいるのではないか」というが、その道のりは険しそうだ。

【腐女子型】
腐女子型グラフ恋愛映画や漫画のほとんどは、登場人物が美男美女。女子としての属性に自信が持てない者は、物語の美女に自身を投影できないため、BLの世界に逃避しがちだ。リアルな恋愛偏差値は低いが、「憧れ」だけは強い

イラスト/ただりえこ
― [こじらせ女子]の奇妙すぎる生態【1】 ―

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